トヨタ、トヨタテクノクラフト/ジェータックス/モデリスタの3社を統合へ
トヨタ自動車は12月21日、用品・特装事業を手がける子会社のトヨタテクノクラフト、ジェータックス、トヨタモデリスタインターナショナルの3社を2018年4月1日に統合し、新会社を設立すると発表した。
これらの3社のうち、特にトヨタテクノクラフトはTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)のブランドでトヨタ/レクサスのモータースポーツ車両の開発業務委託をはじめ、モータースポーツ車両の開発などを行っており、モータースポーツ界にはなくてはならない会社のひとつ。また、TRDブランドの市販車向けパーツも販売している。一方、モデリスタもトヨタ車のエアロパーツではおなじみだ。トヨタテクノクラフト、ジェータックスは特装車も手がけている。
トヨタでは、これらの共通性がある事業を手がける3社と協力して事業展開をはかってきたが、「お客様ニーズが多様化し、車両だけではなくカスタマイズ領域も含めたクルマづくりが今後さらに求められるなか、そのニーズにお応えできるサービスの提供が重要である」と判断したという。
また、「グローバルな競争が益々激化しているなか、トヨタグループの用品・特装事業の中核会社として、企画・開発・生産・販売等、すべての分野で競争力を高め、魅力ある商品の提供を通じてグローバルで事業拡大していくことが求められています」と統合の理由を述べている。
今後は3社のノウハウを結集し、経営資源を総合的、効率的に活用することで、用品・特装事業の機動性を活かした商品バリエーション展開でユーザーのニーズに応え、トヨタのモータースポーツ活動を支える開発支援体制を強化していくことで、トヨタが目指す『もっといいクルマづくり』にも寄与できるとしている。
新会社は、トヨタテクノクラフトの横浜テクニカルセンターがある神奈川県横浜市港北区に本社を置き、稲垣和也現トヨタテクノクラフト社長が新会社の社長に就任する。ただし、新会社の社名は1月ごろに決定するとしている。
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