F1の次期CEOドメニカリ、次世代エンジンの低コスト化と技術&競技規則の簡素化に意欲
F1の次期CEOに就任が決まっているステファノ・ドメニカリが、F1の将来について、競技規則と技術規則を簡素化するととともに、次世代エンジンのコスト低減を図るべきだとする自らの考えを語った。
スクーデリア・フェラーリの元チーム代表で、現在はランボルギーニのCEOを務めているドメニカリは、1月1日にフォーミュラワン・マネジメント(FOM)の指揮権をチェイス・キャリーから引き継ぐが、今後取り組むべきいくつかの優先課題をすでに洗い出しているという。
最も強い関心を寄せている課題のひとつが、F1の次世代エンジンだ。現時点では2026年の導入に向けて作業が進んでおり、スケジュールが1年早まる可能性もある。
その進捗にかかわらず、ドメニカリの願いは各F1チームがより安価なパワーユニットを利用できる状況にすることだ。そうなれば、2021年末でのF1撤退を決断せざるを得なかったホンダのようなケースを防ぎ、むしろ新たなエンジンマニュファクチャラーの参入を促すことにもつながるからだ。
「我々は、今日のF1エンジンにかかる莫大な費用の問題に、いつまでもマニュファクチャラーを向き合わせ続けるべきではないと考えている」と、ドメニカリはイタリアの『Gazzetta dello Sport』紙に対して語った。
「過去に犯した過ちを繰り返すことは避けたい。また、規則も簡素化すべきだ。今の技術規則と競技規則を見ると、まるで聖書のように分厚い」
「一連の規則を簡素化し、同時に、条文の解釈余地をできる限り小さくして、曖昧な部分を省くべきだ」
ドメニカリはさらに、ドライバーたちを、F1のパフォーマンスの最も重要な担い手という位置に復帰させたいと考えている。若い世代のレーサーたちが輝く機会が増えれば、競技としてのF1、あるいはファンから見たエンターテインメントとしてのF1の価値も向上するからだ。
「バイクレースで勝敗を分けるのはライダーだと誰もが考えている。同様に、F1においても、あらためてドライバーたちにもっと焦点を当てていくべきだ」
「その意味では、若くて強力なドライバーが多数いる現在ほど、F1が好ましい状況にあったことはないだろう」
「もちろん、ドライバーの活躍だけで人々をF1に引き付けたいわけではない。グランプリとは、スポーツとエンターテインメントと音楽の融合であるべきだ。それはたとえばコンサートのような、他では味わえない体験だからだ」
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