京都に移り住んだ大阪人の悩み 「気づいたら、他人の言葉を疑うようになっていて...」
どういうわけか「嫌味」のイメージがつきまとってしまう京都人の物言い。
Jタウンネットでは「実録!京都人の『嫌味』体験談 うるさい観光客に『元気やね』、根深い『洛中・洛外』問題も...」という記事で、京都での嫌味体験を紹介した。
記事の末尾で読者の皆様にも投稿を呼びかけたところ、多くの体験談が寄せられた。
今回はその中から、中心部の「洛中」と郊外の「洛外」を巡るいわゆる「洛中・洛外」問題を体験した読者からの声を紹介したい。
結婚を機に京都に住むようになったという大阪出身の女性Aさん(仮名)。電車で隣に座ったお婆さんの一言に、とても驚いたようで——。
実際に「ザ・京都人」に遭遇した喜び
私は大阪出身、主人は東京出身です。主人の職場が京都で、結婚して京都市内に住んでおりましたが、昨年の中頃にお隣の長岡京市に越してきました。
まだ生後数か月の娘を抱っこして電車に乗っていたとき、隣に座った60代とおぼしき女性が「かわいらしいね」と話しかけてきてくれました。その方にも同じくらいのお孫さんがいらっしゃるということで話に花が咲き、住んでいる場所や地元の話などになりました。
話していると住まいが近くだということがわかり、ますます盛り上がったのですが、
「でもいま家を探していて、もうすぐ長岡京市に引っ越そうと思うんです」
というと、
「へぇ、長岡京市...」
との反応。
「長岡京市って子育て世代に人気らしく、いいところみたいですよ」
と添えると、
「えー、京都府やのに?」
と一言。
心の中で「京都...府!?で、でた!これか!洛外か!」と実際にザ・京都人に遭遇した喜びを噛み締めました。
そのほかにも、市内に住んでいた頃、時々嫌味とおぼしき発言にあうことはありました。でも本当に嫌味だったかどうかはわかりません。
ただ、
「その言葉の真意は?」
と、疑う自分がいることに気づきました。さらには「京都に長く住むと、人の言葉を真っ直ぐに受け取ることができなくなるのでは?」とまで考えるようになって、やっぱり引っ越そうと思ったのでした。
※Jタウンネットでは、京都人の「嫌味」に関する体験談を募集します。こちらのメール(toko@j-town.net)に、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
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