自分の葬式に出席した人物の実話5選! 参列者も恐怖した強烈エピソード
ホラー映画などではよく、亡くなった人物が幽霊となって自らの葬儀に現れ、参列した人々を恐怖に陥れるといったストーリーが描かれる。怪談やホラー小説では定番の設定だが、世界には実際に、死んだはずの人物が葬儀に登場した例が存在する。周囲の人々が何と評するのか、好奇心を抑えきれず死を偽装した大金持ち、誘拐犯から「あなたの夫に暗殺を依頼された」と聞いて、自身の葬儀に乗り込んだ女性など、5人の奇妙でおかしなエピソードを紹介する。
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※こちらの記事は2017年9月4日の記事を再掲しています。
世間ではよく、亡くなった人が幽霊になって自らの葬式に出席するという逸話が語られることがある。そして時には、死んだと思われた人が、式の最中に実際に姿を現す事例もあるのだ。そこで今回は、自分自身の葬式に参列した5人の衝撃的なエピソードを紹介しよう。
エピソード1
ティモシー・デクスター
18世紀の米・マサチューセッツ州に、風変りな億万長者ティモシー・デクスターが暮らしていた。ある日ティモシーは、自分が死んだ時、葬式に参列する人々は何を語るのか気になってしまい、自らの死を偽装することに決める。3,000人以上の参列者が集まった葬式が順調に進むなか、ティモシーが企てた計画は「式の途中でいきなり本人が登場する」というものだった。しかし、妻が一滴の涙も流していないことに激怒した彼は、サプライズどころではなくなってしまい、妻を杖で何度も殴りつけるなどして怒りをぶつけたという。
■エピソード2
フェリックス・ブレアゼール
フェリックス・ブレアゼールは、司祭が葬式で自分について何を語るのか知りたいがために、自分自身のニセ葬儀を5年もの月日を費やして計画した。彼の計画は多くの注目を集め、1938年に執り行われた葬儀には8,000人が参列。ドリンクやホットドッグも売られ、葬儀はまるでお祭り状態だったとか……。フェリックスは、自ら製作した棺桶の横にある椅子に腰かけながら司祭の話に耳を傾けていた。そして葬儀の後には、何百人もの参列者が列を作り、フェリックスと握手を交わしたりサインを求めるなどしたという。フェリックスは、葬儀から5年後の1943年に息を引き取った。その際、彼の意向により、葬儀をあげることはなかったそうだ。
■エピソード3
コン・チャンネグ
カンボジアに暮らすコン・チャンネグは精神病を抱えており、彼の家族は安全のため、外出時はコンの身体を鎖で繋いでいた。しかしある日、コンは鎖から抜け出し、忽然と姿を消してしまう。周囲の願いも虚しく、数日後には近くの川から腐敗した死体が発見される。家族は死体がコンだと信じ込み、葬儀をあげることに。そして火葬の準備をしていた時――なんと彼らの目の前に、突然コンが姿を現したのだ。その場にいた全員が凍りつき、家族を含め多くの参列者がコンの幽霊だと思い込み、逃げ出したという。しかし、父親がコンに触れたことで彼が本物のコンであることが判明する。それにしても、彼らが火葬しようとしていた死体はいったい誰だったのだろうか……。
エピソード4
フレデリック・ワード
19世紀のオーストラリアで、“紳士な犯罪者”と呼ばれたフレデリック・ワードも自身の死を偽装した一人だと考えられている。フレデリックは6年間にわたり資産家の家に空き巣に入り、金品を盗む行為を続けていた。1870年のある日、ついに警察に追い込まれたフレデリックは馬に乗って逃走を図るが、最後は銃弾に倒れて死亡したと伝えられた。ところが、彼の家族はこの発表を疑っており、本当に死んだのは叔父のハリー・ワードだったと信じているという。また、フレデリックの葬儀では、黒い服を着て顔を完全に覆い隠した奇妙な女性の姿が目撃されている。彼女の男性的な歩き方から、フレデリックが女装し、葬儀に参列していたのではないかと噂されている。
エピソード5
ノエラ・ルクンド
オーストラリアに暮らすノエラ・ルクンドは、母の葬儀に出席するために母国ブルンジ共和国に帰国した。葬儀後にホテルに戻った彼女が新鮮な空気を吸いに外に出ると、突然2人の男に誘拐されてしまう。そして犯人から、彼女の夫が妻を殺すように指示していることを伝げられる。しかし、最終的に誘拐犯らは、依頼人であるノエラの夫との会話が記録されたメモリーカードを彼女に渡し、解放。その頃オーストラリアでは、夫がノエラの葬儀を執り行っており、周囲に「妻は悲惨な事故で死んだ」と説明していた。しかし、そこに突然、死んだはずの妻が出現、夫は驚いて飛び上がり「俺がすべて悪かった」と許しを求めたという。しかし、もちろんノエラはその場で警察に通報し、夫には9年の禁固刑が言い渡された。
参考:「LISTVfuneraRSE」、ほか
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