「空師」ってどんな職業?

Jタウンネット2020年2月8日(土)6時0分

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年1月27日放送では、「空師」という職業を紹介していました。


聞きなれない言葉ですが、高い木に登って枝や幹を伐り出す仕事をする伝統的な職業です。林業や造園業などと違うのは、高い木のみを専門にしていることと、木を植えるなどの作業をしていないことです。


木の上でほぼ1日中過ごす


クレーンなどの重機が入れない建物に挟まれているような狭い場所の木の伐採は、依頼する業者がいなくなるので、空師に伐採してもらうことになります。


高さ30メートルほど、ビルの8〜10階ほどの高さの木に登り、他のものに傷などがつかないように枝にロープをかけたりしながら注意深く伐採していきます。とても難易度の高い作業になります。


その昔、木よりも高いものがなかった時代に「空に一番近い職業」であったことから「空師」と言われるようになりました。


12年の修行の後、独立した職人さんは、ほぼ1日を高い木の上で過ごしているそうです。


屋根や他の木を傷つけないよう、慎重にプライドをもって仕事に取り組んでいました。全国から依頼があるそうです。


人の手でないとできない伝統を受け継ぐ素敵なお仕事ですね。


(ライター:りえ160)

Copyright(C) 2006-2020 株式会社ジェイ・キャスト

「職業」をもっと詳しく

「職業」のニュース

トレンドニュースランキング