ふでペン、実は広島生まれ! 開発のきっかけは「あの化粧品」だった
Jタウンネット2019年3月10日(日)21時0分
[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2018年2月27日放送「今日のイドバタッ!」のコーナーでは、「ふでペン」の歴史について紹介していました。
万年筆製造を日本ではじめて行ったのは、セーラー万年筆。1911年(明治44年)、広島県呉市で設立された老舗です。
サインペンと筆の融合
1972年、セーラー万年筆から「ふでペン」が発売されました。開発のきっかけは、開発部長の考案だということです。
たまたま、まゆ墨用の筆を目にとめた開発部長。サインペンの仕組みを応用して、筆のようなペンを作れば面白いのでは?ということから開発を進めたということです。ふでペンの発想は、サインペンと筆の融合だったのです。
しかし、開発はとても大変でした。サインペンのインクを筆の先に使用した場合、成分的に乾いた時に水に強く、インクの色が薄くなるという難しい問題点が。
そこで、筆で書いた文字と変わらない濃さになるように、専用のインク作りをはじめました。様々な実験を繰り返し、300種類以上の配合が試されたと言います。
試行錯誤を続けること8か月以上、ついに「ふでペン」が完成。1972年に発売されました。
日本ではじめての「ふでペン」。筆を携帯できる、墨を付け直す手間がないということで、またたく間に全国に広まり、販売当初から大反響。生産が追い付かないほど大人気だったようです。
身近な存在の「ふでペン」。呉市発祥とは驚きでした。開発部長のアイデアは素晴らしいですね。(ライター:tama35)
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