新型コロナによる花見の経済損失は約2,534億円…関西大
リセマム2020年3月18日(水)19時15分
新型コロナウイルスの影響によって失われる花見の経済効果が約2,534億円にのぼることが2020年3月18日、関西大学の分析結果から明らかになった。花見の経済効果は、例年の約6,517億円に対し、2020年は約3,983億円と予測されている。
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の人々の生命や健康、経済、社会生活に大きな影響を及ぼしている。安倍晋三首相は大勢が集まるイベントの自粛、東京都の小池百合子知事も花見の宴会の自粛を要請しており、2020年の花見の経済効果はかなり減少すると考えられている。そこで、関西大学の宮本勝浩名誉教授は、2020年の花見の経済効果がどの程度減少するかについて推計・分析した。
日本人の花見の総消費額については、「花見に行く日本人の総数」と「花見の1人あたりの消費額」の仮定から、約1,502億7,500万円と試算。訪日外国人の花見の総消費額は、訪日外国人の大幅減少も加味し、約341億2,223万円とし、花見の総消費額はあわせて約1,843億9,723万円とした。
経済効果(経済波及効果)については、自治体や企業、消費者が観光などに関して直接的に投資・消費する「直接効果」と直接効果の消費・投資による原材料の売上増加を示す「一次波及効果」を3,024億1,162万円、直接効果と一次波及効果に関連した企業や店舗などの経営者・従業員などの所得増加額から向けられる消費増加額を示す「二次波及効果」を958億8,661万円。これらの合計額として、2020年の花見の経済効果を約3,982億9,823万円と推計した。
2020年の花見の経済効果は、2018年の6,517億4,013万円と比べて約61.1%に過ぎず、例年と比べると約2,534億円の減少となり、例年の6割程度にとどまると推定。原因には、「日本人の人口減少」「訪日外国人の大幅減少」「日本人の遠出の花見客の減少」「イベント・花見宴会の自粛要請」などが考えられるという。
宮本勝浩名誉教授は「このお花見の経済効果の減少は、日本の観光業界や経済にとって大きな打撃になると考えられる。一日も早く『新型コロナウイルス騒ぎ』が収束することを願っている」とコメントしている。
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の人々の生命や健康、経済、社会生活に大きな影響を及ぼしている。安倍晋三首相は大勢が集まるイベントの自粛、東京都の小池百合子知事も花見の宴会の自粛を要請しており、2020年の花見の経済効果はかなり減少すると考えられている。そこで、関西大学の宮本勝浩名誉教授は、2020年の花見の経済効果がどの程度減少するかについて推計・分析した。
日本人の花見の総消費額については、「花見に行く日本人の総数」と「花見の1人あたりの消費額」の仮定から、約1,502億7,500万円と試算。訪日外国人の花見の総消費額は、訪日外国人の大幅減少も加味し、約341億2,223万円とし、花見の総消費額はあわせて約1,843億9,723万円とした。
経済効果(経済波及効果)については、自治体や企業、消費者が観光などに関して直接的に投資・消費する「直接効果」と直接効果の消費・投資による原材料の売上増加を示す「一次波及効果」を3,024億1,162万円、直接効果と一次波及効果に関連した企業や店舗などの経営者・従業員などの所得増加額から向けられる消費増加額を示す「二次波及効果」を958億8,661万円。これらの合計額として、2020年の花見の経済効果を約3,982億9,823万円と推計した。
2020年の花見の経済効果は、2018年の6,517億4,013万円と比べて約61.1%に過ぎず、例年と比べると約2,534億円の減少となり、例年の6割程度にとどまると推定。原因には、「日本人の人口減少」「訪日外国人の大幅減少」「日本人の遠出の花見客の減少」「イベント・花見宴会の自粛要請」などが考えられるという。
宮本勝浩名誉教授は「このお花見の経済効果の減少は、日本の観光業界や経済にとって大きな打撃になると考えられる。一日も早く『新型コロナウイルス騒ぎ』が収束することを願っている」とコメントしている。
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