富山の奇跡の絶景! 雪山、桜、菜の花、チューリップが織りなす「春の四重奏」
All About2024年3月22日(金)20時15分
雄大な立山連峰の山々を望む絶景スポットが満載の富山県。朝日町で開かれるあさひ舟川「春の四重奏」では、雪を抱いた立山連峰、後立山連峰と桜、チューリップ、菜の花が彩る春限定の景色を楽しめます。美しい景観とアクセス方法をご紹介しましょう。
標高3000メートル級の山々が連なり、美しい稜線を望める立山連峰。富山県内には立山連峰を望める絶景スポットが数多くあり、いつも観光客や写真家の方々でにぎわっています。そんな富山県の中で、最近注目を集めている春限定の立山連峰の絶景スポットがあるのをご存じでしょうか。
その絶景スポットとは、あさひ舟川「春の四重奏」。雪を抱いた立山連峰と後立山連峰をバックに、桜と色とりどりの花が織りなす風景は、一度見たら忘れられない美しさです。
今回はあさひ舟川「春の四重奏」の景観とアクセス方法についてご紹介します。
あさひ舟川「春の四重奏」は、富山県朝日町で毎年春に開催されるイベントです。
朝日町は新潟県と長野県の県境と接している、富山県の中で1番東にある町。海と山の距離が近く、鉄道と高速道路が通る日本海側を中心に多くの人が暮らしています。日本海に面する海岸の一部はヒスイ海岸と呼ばれており、日本の国石でもある深緑色の美しい石、ヒスイが海岸で見られる珍しい場所のひとつです。
あさひ舟川「春の四重奏」の舞台は、朝日町を流れる舟川の左岸です。川の両岸にソメイヨシノの桜並木があり、舟川の左岸から見ると桜並木の奥に雪を抱いた立山連峰の雄大な山々を望めます。そして桜並木の手前にある広い空間を、チューリップと菜の花が埋め尽くします。
立山連峰と桜並木を一緒に眺められるスポットは富山県内にたくさんありますが、そこにチューリップと菜の花が加わって、雪山の白、桜のピンク、チューリップの赤、菜の花の黄色という4つの自然な色がまとめて見られる場所はとても珍しく、いわゆる“映える”絶景が楽しめるスポットとして、あさひ舟川「春の四重奏」が人気を集めるようになりました。
あさひ舟川「春の四重奏」で楽しめる花は、桜とチューリップと菜の花。富山県の県花でもあるチューリップは、複数の品種が花畑に植えられています。多彩な品種がそろっており花の色もさまざま。黄色と赤のチューリップが彩った4色の風景も絵になります。
品種ごとに花の色や咲く時期が異なるため、訪れるタイミングにより、「春の四重奏」の風景はガラリと印象が変わります。桜並木を望む角度によって、背景となる立山連峰の山々の見え方も変わりますので、散策路を歩いてお気に入りのアングルを探してみるといいでしょう。
「春の四重奏」を構成する桜並木は、舟川の両岸の土手にまっすぐ連なっています。280本のソメイヨシノによる桜並木の長さは1.2キロにもおよびます。
舟川の川幅は広くなく、土手から川面までの高さも低いので、川面に下りて桜並木を見上げることができますし、土手にある桜並木の下をのんびりと散策することも可能です。桜が満開の時は桜のトンネルができ上がりますので、桜の花に包まれて散策を楽しめます。
川岸の桜は間隔を空けて植えられているので、左岸の川岸から右岸の川岸の桜並木を望むと、アングルによっては後立山連峰の山々と一緒に桜を見ることができます。後立山連峰が見えている時は桜と山々がきれいに見える場所を探しながら歩くのもいいでしょう。
また桜が満開の時期にあわせて、桜並木をかがり火でライトアップするイベント「かがり火の夜桜」も1日限定で行われます。時間が許せばライトアップを楽しむのもいいですね。
素晴らしい絶景を楽しめる「春の四重奏」。例年の見頃は4月上旬から中旬ですが、全て自然のもので構成されているため、4つ全てがそろったベストな状態で四重奏を楽しめるタイミングは限られてしまいます。
遠方からあさひ舟川「春の四重奏」に行こうとした場合、開花情報や天候を踏まえた上で臨機応変に予定を組み直すのは難しいとは思いますが、全てそろわなかったとしても美しい風景が楽しめますので、一期一会の風景を楽しむことにしましょう。
雪山と3つの花が彩る絶景を楽しめる、あさひ舟川「春の四重奏」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
富山県はホタルイカや白えび、ブラックラーメンなどおいしいものが多くあり、世界一美しいスターバックスなどの見どころも多数あります。旅の非日常を体験すべく、ぜひ足を運んでみてください。
アクセス:
<鉄道>
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅下車。隣接する富山地方鉄道 新黒部駅より電鉄富山方面行きの電車に乗り換え、電鉄黒部駅まで乗車。黒部駅よりあいの風とやま鉄道に乗り換えて泊駅下車。泊駅から「春の四重奏」会場までシャトルバス(無料)が運行します。
また「春の四重奏」開催中は、黒部宇奈月温泉駅と朝日町を北陸道経由で結ぶバス・あさひまちエクスプレス(事前予約制・有料)が「春の四重奏」会場を通るルートで運行します。
<飛行機>
富山空港から富山地鉄バス 富山駅前行きバスに乗車し、富山駅前下車。あいの風とやま鉄道 泊方面の電車に乗り換え、泊駅下車。泊駅より「春の四重奏」会場までシャトルバス(無料)が運行されています。
<高速バス>
首都圏から富山方面を結ぶ高速バス(富山地鉄バス、西武バスの共同運行、昼行1便、夜行1便)が黒部インターチェンジにあるバス停に止まります。黒部インターチェンジからはタクシー利用となります。
<車>
北陸道 朝日インターチェンジから国道8号線を富山方向に向かいすぐ。平日は「春の四重奏」会場周辺の臨時駐車場が利用できますが、土日はあさひ総合病院または朝日町文化センター サンリーナに車を止めて、会場までシャトルバス(無料)で移動する形となります。
(文:村田 博之(名所・旧跡ガイド))
その絶景スポットとは、あさひ舟川「春の四重奏」。雪を抱いた立山連峰と後立山連峰をバックに、桜と色とりどりの花が織りなす風景は、一度見たら忘れられない美しさです。
今回はあさひ舟川「春の四重奏」の景観とアクセス方法についてご紹介します。
雪山、桜、菜の花、チューリップが奏でる「春の四重奏」
あさひ舟川「春の四重奏」は、富山県朝日町で毎年春に開催されるイベントです。
朝日町は新潟県と長野県の県境と接している、富山県の中で1番東にある町。海と山の距離が近く、鉄道と高速道路が通る日本海側を中心に多くの人が暮らしています。日本海に面する海岸の一部はヒスイ海岸と呼ばれており、日本の国石でもある深緑色の美しい石、ヒスイが海岸で見られる珍しい場所のひとつです。
あさひ舟川「春の四重奏」の舞台は、朝日町を流れる舟川の左岸です。川の両岸にソメイヨシノの桜並木があり、舟川の左岸から見ると桜並木の奥に雪を抱いた立山連峰の雄大な山々を望めます。そして桜並木の手前にある広い空間を、チューリップと菜の花が埋め尽くします。
立山連峰と桜並木を一緒に眺められるスポットは富山県内にたくさんありますが、そこにチューリップと菜の花が加わって、雪山の白、桜のピンク、チューリップの赤、菜の花の黄色という4つの自然な色がまとめて見られる場所はとても珍しく、いわゆる“映える”絶景が楽しめるスポットとして、あさひ舟川「春の四重奏」が人気を集めるようになりました。
さまざまなアングルから楽しめるカラフルな風景
あさひ舟川「春の四重奏」で楽しめる花は、桜とチューリップと菜の花。富山県の県花でもあるチューリップは、複数の品種が花畑に植えられています。多彩な品種がそろっており花の色もさまざま。黄色と赤のチューリップが彩った4色の風景も絵になります。
品種ごとに花の色や咲く時期が異なるため、訪れるタイミングにより、「春の四重奏」の風景はガラリと印象が変わります。桜並木を望む角度によって、背景となる立山連峰の山々の見え方も変わりますので、散策路を歩いてお気に入りのアングルを探してみるといいでしょう。
まっすぐに伸びる桜並木の中をのんびり散策
「春の四重奏」を構成する桜並木は、舟川の両岸の土手にまっすぐ連なっています。280本のソメイヨシノによる桜並木の長さは1.2キロにもおよびます。
舟川の川幅は広くなく、土手から川面までの高さも低いので、川面に下りて桜並木を見上げることができますし、土手にある桜並木の下をのんびりと散策することも可能です。桜が満開の時は桜のトンネルができ上がりますので、桜の花に包まれて散策を楽しめます。
川岸の桜は間隔を空けて植えられているので、左岸の川岸から右岸の川岸の桜並木を望むと、アングルによっては後立山連峰の山々と一緒に桜を見ることができます。後立山連峰が見えている時は桜と山々がきれいに見える場所を探しながら歩くのもいいでしょう。
また桜が満開の時期にあわせて、桜並木をかがり火でライトアップするイベント「かがり火の夜桜」も1日限定で行われます。時間が許せばライトアップを楽しむのもいいですね。
「春の四重奏」がそろわなくても美しい
素晴らしい絶景を楽しめる「春の四重奏」。例年の見頃は4月上旬から中旬ですが、全て自然のもので構成されているため、4つ全てがそろったベストな状態で四重奏を楽しめるタイミングは限られてしまいます。
桜、チューリップ、菜の花は、その年の気候により開花時期が変わる
桜が満開でもチューリップや菜の花がまだ咲いていない、もしくは咲き終わっているなど、全ての花が満開になるタイミングをはかるのは難しいです。その年の気候によっては、花の満開がそろわずに終わることもあり得ます。天候によっては「春の四重奏」の会場から立山連峰が見えないことも
雪山の立山連峰、後立山連峰が見えることで完成する「春の四重奏」なので、天候が悪い時は花の風景だけを見ることになります。遠方からあさひ舟川「春の四重奏」に行こうとした場合、開花情報や天候を踏まえた上で臨機応変に予定を組み直すのは難しいとは思いますが、全てそろわなかったとしても美しい風景が楽しめますので、一期一会の風景を楽しむことにしましょう。
雪山と3つの花が彩る絶景を楽しめる、あさひ舟川「春の四重奏」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
富山県はホタルイカや白えび、ブラックラーメンなどおいしいものが多くあり、世界一美しいスターバックスなどの見どころも多数あります。旅の非日常を体験すべく、ぜひ足を運んでみてください。
あさひ舟川「春の四重奏」の概要とアクセス
・開催期間:例年4月上旬〜4月中旬までアクセス:
<鉄道>
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅下車。隣接する富山地方鉄道 新黒部駅より電鉄富山方面行きの電車に乗り換え、電鉄黒部駅まで乗車。黒部駅よりあいの風とやま鉄道に乗り換えて泊駅下車。泊駅から「春の四重奏」会場までシャトルバス(無料)が運行します。
また「春の四重奏」開催中は、黒部宇奈月温泉駅と朝日町を北陸道経由で結ぶバス・あさひまちエクスプレス(事前予約制・有料)が「春の四重奏」会場を通るルートで運行します。
<飛行機>
富山空港から富山地鉄バス 富山駅前行きバスに乗車し、富山駅前下車。あいの風とやま鉄道 泊方面の電車に乗り換え、泊駅下車。泊駅より「春の四重奏」会場までシャトルバス(無料)が運行されています。
<高速バス>
首都圏から富山方面を結ぶ高速バス(富山地鉄バス、西武バスの共同運行、昼行1便、夜行1便)が黒部インターチェンジにあるバス停に止まります。黒部インターチェンジからはタクシー利用となります。
<車>
北陸道 朝日インターチェンジから国道8号線を富山方向に向かいすぐ。平日は「春の四重奏」会場周辺の臨時駐車場が利用できますが、土日はあさひ総合病院または朝日町文化センター サンリーナに車を止めて、会場までシャトルバス(無料)で移動する形となります。
(文:村田 博之(名所・旧跡ガイド))
©All About, Inc.
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