「働き方改革で残業ゼロ、年収400万→250万円にダウン」手取り15万円、30代既婚男性の嘆き
画像はイメージ
青森県に住む30代後半の男性が、キャリコネニュースの「手取り20万円以下」をテーマにしたアンケートに投稿を寄せた。2人の子どもを抱えるメーカー系(電気・電子・機械系) 正社員の男性だが、「手取り15 万円、年収約250万円」と心許ない収入を嘆いている。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「今や20年以上のベテランも、新卒の若者もほぼ同じ年収で働いている」
「近隣に数社あるメーカーの、主に下請けの仕事をしている会社に勤務しています」という男性。現在は入社15年ほどで、入社当時に
「うちの会社は基本昇給しないから、稼ぎたかったら早く仕事覚えて残業・休出できるようになって稼いでね」
と言われたそうだ。「この会社しか知らない私は、今の時代これが普通だと教え込まれました」と振り返った。
何度か昇給の話も出たというが、「リーマンショック、震災、コロナ等を理由に昇給したことはありません」と不運を嘆く。そのうえ、働き方改革で残業代を稼げなくなったことが大きな痛手になっている。
「働き方改革前は月平均60時間くらい残業してたので、多いときは年収400万くらい行ってました。当時は残業するのが当たり前だったので対して苦でもなかったし、生活も安定してました。働き方改革後は、基本残業ゼロなので年収250万までダウンしてしまいました」
そのため、「今や20年以上のベテランも、新卒の若者もほぼ同じ年収で働いている」と厳しい現状を明かした。
「今思えばちゃんと昇給する会社に転職できていればと後悔しています。残業が普通にできていた頃は手取りが良かったので考え方が麻痺し、転職しようとも考えていませんでした。よく考えたら昇給して定時で帰っても生活できる給料を貰えたほうがいいですよね」
と後悔を語った男性だが、「まぁ地方なんで同業の近隣企業は似たような会社しかないようですが……」と諦めの気持ちも吐露していた。
「残業」をもっと詳しく
「残業」のニュース
-
運送事業者に一切残業代支払わなかった疑い、「橋本総業」に立ち入り検査…公取委6月11日11時7分
-
eスポーツ教育は「現場」を救うのか? 「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」から考える6月11日10時46分
-
業務中はトイレ禁止。休憩は1日30分もない ブラックすぎて1年もたずに辞めた男性6月7日23時37分
-
残業は何時間だと「多い」と感じる?6月6日20時3分
-
「任された仕事が終わらずともサービス残業はしない」人は全体の62%。残業への意識調査アンケート6月5日13時46分
-
4月実質賃金0.7%減、25カ月連続 働き方改革で残業減=毎月勤労統計6月5日8時36分
-
年収1000万円の男性が管理職になりたくない理由 役職なくても「フルに残業していた方が安定して働ける」6月3日23時33分
-
「行動の量」を増やしても、残業が増えない発想とは?6月3日4時0分
-
住宅業界の課題「4号特例見直し・残業規制・情報漏洩」を解決!最新版 住宅営業戦略システム「ALTA Revolution」5/29リリース5月29日10時15分
-
30歳専業主婦。第1子出産後に貯金がゼロに。今も生活がギリギリです5月28日22時20分