2020年卒の採用、9年連続「増やす」 内々定辞退対策で「懇親会・飲み会」実施企業は7割以上
マイナビは4月16日、2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査の結果を発表した。調査は今年2〜3月に実施し、新卒採用実績のある1541社から回答を得た。
2020年卒の採用予定数を聞くと、文系・理系大学生ともに9年連続で「増やす」が「減らす」を大きく上回った。2019年卒入社予定数と比較すると、2019年卒実績の15.4%増の採用を予定している。
OB・OG訪問受入企業47.1%「遺憾なニュースが多いが、機会が奪われないようにすべき」経団連が採用スケジュールの指針を画策するのは2020年卒が最後となるが、企業の採用活動は前年より前倒しとなっている。内々定出し開始のピークは「4月」(31.3%)で、5月までに内々定を出し始めている企業が合計73.1%となった。
内々定辞退の対策についても聞いた。最も多かったのは「懇親会(飲み会)の実施」(75.1%)で、前年より10.1ポイント増加した。2017年卒から増加傾向にあり、上場企業では82.4%が実施を予定している。
2位以降、「誓約書の提出」(50.1%)、「定期的なメール連絡」(39.5%)、「人事との面談」(36.5%)、「先輩との面談」(32.7%)、「社内見学・工場見学」(29.4%)、「内々定式」(25.4%)、「社内報の送付」(24.2%)、「研修(講義やワーク)」(19.4%)、「社内行事への参加」(18.8%)と続く。
OB・OG訪問を受け入れている企業は47.1%にのぼった。受け入れ理由として、「現場社員と話すことで仕事内容を理解してもらうため」(70.3%)、「現場社員と話すことで社風を理解してもらうため」(69.1%)という企業が多かった。
同社社長室リサーチ&マーケティング部 栗田卓也部長は「昨今、OB・OG訪問に関する誠に遺憾なニュースが多いが、企業側は規律やルールの遵守を徹底し、働く社員の本音を聞ける機会が奪われないようにすることが必要」とコメントしている。
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