「駅のホームでしゃがんで眩暈をやり過ごしていた私。そこに派手めの男が近付いてきて...」(埼玉県・30代女性)
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Kさん(埼玉県・30代女性)
昨年5月、Kさんは通勤途中に眩暈を起こし、駅で立てなくなってしまった。
そこで、自販機の傍にしゃがんで落ち着くのを待っていると......。
<Kさんの体験談>
2023年5月、持病が再発し、時々めまいを起こしていました。
そんな状況での通勤途中のことです。
しゃがんで落ち着くのを待っていると...
下旬のその日は朝の調子が良く「これなら仕事に行けそう」と思って電車に乗りました。
最寄り駅で降りたのですが、そこで激しくめまいがしてきて、立っていられなくなってしまったのです。
自販機のそばでしゃがんで落ち着くのを待っていると、「大丈夫ですか?」と声をかけられました。
見ると少し派手めな男性でした。
その人は「どうしました?駅員さん呼んできますか?」と駅員さんを呼んでくれて、その間にも「大丈夫?」と声をかけて下さる女性が何人も。
そして最初の男性はいったん戻ってくると「今来ますからね、大丈夫だよ!」と言って去っていかれたのです。
その後駅員さんが車椅子を持ってきてくださって、休ませていただくことができました。
「都会の人は冷たい」と決めつけていた
まさかめまいで動けなくなるとは思わず動揺してしまい、男性のお名前を聞くこともできませんでしたが、本当にありがとうございました。
どうかあのときの男性に届きますように。
地元を出て埼玉に来たとき、都会の人は冷たいと決めつけていましたが、いざ住んでみると今回のこと含め優しい方が多く、いつのまにか好きな街になっていました。
私もこの優しさの連鎖を繋げていきたいと思った出来事でした。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)
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