危害およびヒヤリ・ハット経験は1歳児が最多…"転落"が事例トップ
リセマム2019年5月8日(水)9時45分
東京都では、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすとともに、収集した事例を都民に情報提供し、事故を未然に防いだり拡大防止を図るため、インターネットアンケート調査を実施している。
今回の調査は「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」をテーマに、使い慣れない製品や異なる環境で使用した製品などにより、実際にケガややけどなどを負う「危害」や、ケガには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとした「ヒヤリ・ハット経験」について2019年1月に調査。調査対象は就学前の乳幼児をもつ20歳以上の保護者で、東京都または近県に居住し、帰省先などの自宅とは異なる親族の住まいがあるという3つの条件を満たす3,000人。
調査によると、危害およびヒヤリ・ハット経験をした人は1,686人(56.2%)で、3,904件の事例を収集。収集した事例のうち、もっとも多かった年齢は「1歳」で1,204件、以降年齢が上がるにつれ減少していき、2歳で1,032件、3歳で700件、4歳で300件だった。
危害およびヒヤリ・ハット経験の程度としては、転落881件、やけど711件、転倒524件、ぶつけた360件、はさんだ336件、切った・擦りむいた275件。
おもな事例としては、転落事例は階段275件、ベッド180件、玄関117件。「自宅はマンションで階段がないが、実家は一軒家で階段がある。子どもが階段が好きでのぼりたがり、目を離したときに一人でのぼって数段上から落ちてしまった。」(2歳・男児)という声が寄せられた。このほか、やけど事例は暖房機器273件、コンロ回り141件、調理家電107件、転倒事例は洗い場で113件だったことがわかった。
事故防止のためには、「いつもと違う環境で、子どもが興奮して動き回るので、片時も目を離さないようにしている」「帰省時に危ない物は全部まとめて箱に入れた」「危険なものがないか室内を確認するまでは子どもを離さない」「事前に祖父母に危ないものを詳しく例に挙げて、収納しておいてもらう」などの工夫をしているという声が寄せられた。
東京都では今後、事例および事故防止のポイントをまとめた「事故防止ガイド」を作成し、東京くらしWEBへ7月に掲載する予定。それとともに印刷物としてもイベントなどで配布する。また、今回の結果を消費者への注意喚起に活用したり、国および関係事業者団体などへ調査結果を情報提供したり、収集した事例などを事故の未然・拡大防止のための調査の基礎データとして活用するとしている。
今回の調査は「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」をテーマに、使い慣れない製品や異なる環境で使用した製品などにより、実際にケガややけどなどを負う「危害」や、ケガには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとした「ヒヤリ・ハット経験」について2019年1月に調査。調査対象は就学前の乳幼児をもつ20歳以上の保護者で、東京都または近県に居住し、帰省先などの自宅とは異なる親族の住まいがあるという3つの条件を満たす3,000人。
調査によると、危害およびヒヤリ・ハット経験をした人は1,686人(56.2%)で、3,904件の事例を収集。収集した事例のうち、もっとも多かった年齢は「1歳」で1,204件、以降年齢が上がるにつれ減少していき、2歳で1,032件、3歳で700件、4歳で300件だった。
危害およびヒヤリ・ハット経験の程度としては、転落881件、やけど711件、転倒524件、ぶつけた360件、はさんだ336件、切った・擦りむいた275件。
おもな事例としては、転落事例は階段275件、ベッド180件、玄関117件。「自宅はマンションで階段がないが、実家は一軒家で階段がある。子どもが階段が好きでのぼりたがり、目を離したときに一人でのぼって数段上から落ちてしまった。」(2歳・男児)という声が寄せられた。このほか、やけど事例は暖房機器273件、コンロ回り141件、調理家電107件、転倒事例は洗い場で113件だったことがわかった。
事故防止のためには、「いつもと違う環境で、子どもが興奮して動き回るので、片時も目を離さないようにしている」「帰省時に危ない物は全部まとめて箱に入れた」「危険なものがないか室内を確認するまでは子どもを離さない」「事前に祖父母に危ないものを詳しく例に挙げて、収納しておいてもらう」などの工夫をしているという声が寄せられた。
東京都では今後、事例および事故防止のポイントをまとめた「事故防止ガイド」を作成し、東京くらしWEBへ7月に掲載する予定。それとともに印刷物としてもイベントなどで配布する。また、今回の結果を消費者への注意喚起に活用したり、国および関係事業者団体などへ調査結果を情報提供したり、収集した事例などを事故の未然・拡大防止のための調査の基礎データとして活用するとしている。
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