デジタル会員証で生涯学習支援…NTT西日本と佛教大が実証実験
リセマム2023年5月19日(金)10時15分
西日本電信電話(NTT西日本)と佛教大学は2023年6月1日から2024年3月31日まで、佛教大学オープンラーニングセンターの約1,300名の会員を対象に、デジタル会員証を活用した生涯学習の意欲向上や機会増を図る実証実験を行う。
人生100年時代を迎える今、リカレント・リスキリングといった社会人の学び直しを促進する必要があるが、大学と社会人教育それぞれの学生の情報を紐付けすることが難しく、個人ごとの生涯学修の履歴管理が煩雑になるとともに、大学も個別最適な指導に活用することができないという。
NTT西日本では、学生の成績、資格等の各種証明書を発行する「証明書発行サービス」を提供、佛教大学をはじめ現在70大学以上が利用している。証明書発行サービスに蓄積される学生の情報とデジタル会員証「Smart Me」を生涯IDによりシームレスにつなぐことで、生涯学修の履歴管理を可能にし、デジタル会員証を活用した学修環境のDX推進に取り組む。「Smart Me」とは、NTTコミュニケーションズが提供する社員証や学生証等の身分証明書をデジタル化するサービス。
佛教大学では2021年4月、大学の教育を社会に広く開放することを目的に佛教大学オープンラーニングセンター(O.L.C.)を開設した。受講者数は延べ6万人を超え、現在、19歳から100歳までの会員約1,300名(定額会員含む)が学習している。今回、現在の会員を対象に、デジタル会員証を導入し、生涯学習の意欲向上と学びの機会最大化の有効性を検証する。
実証実験は、6月1日から2024年3月31日まで行う。システムに蓄積される学修履歴と個人ごとに配布するデジタル会員証を生涯IDで紐づけ、学修履歴を一元管理する。受講者は、学修履歴を把握することができる。また、受講履歴をもとに、リカレント教育やリスキリングに役立つ社会人教育をプッシュ通知によりレコメンドし学習機会の創出を図る。
証明書発行サービスから発行される受講修了証や成績証明書はスマートフォンに格納し、学修履歴を個人で管理、可視化することができる。特定の講座では、オープンバッジを発行することを想定し、スキルアップや学習意欲の向上につなげる。
また、デジタル会員証アプリの出席確認機能により、ブロックチェーンによるなりすましを防止する。QRコードの読み取りにより、対面・オンライン双方の出席確認を可能にすることで、講師および受講履歴把握の負荷軽減が期待できるという。
今後は、「デジタル学生証・会員証」が幼児教育・小中高・大学(通学・通信)・社会人(卒業生)学習の一連の生涯学修の伴走(支援)となり、生涯を通して多様な学びの機会の創出になること、社会的な取組みである生涯学修の広がりを支援するICTとして活用できることを確認し、各教育機関への展開を目指すとしている。
◆デジタル会員証を活用した生涯学習支援の共同実証
実証期間:2023年6月1日(木)~2024年3月31日(日)
実施対象:佛教大学オープンラーニングセンターの正会員・定額会員約1,300名
人生100年時代を迎える今、リカレント・リスキリングといった社会人の学び直しを促進する必要があるが、大学と社会人教育それぞれの学生の情報を紐付けすることが難しく、個人ごとの生涯学修の履歴管理が煩雑になるとともに、大学も個別最適な指導に活用することができないという。
NTT西日本では、学生の成績、資格等の各種証明書を発行する「証明書発行サービス」を提供、佛教大学をはじめ現在70大学以上が利用している。証明書発行サービスに蓄積される学生の情報とデジタル会員証「Smart Me」を生涯IDによりシームレスにつなぐことで、生涯学修の履歴管理を可能にし、デジタル会員証を活用した学修環境のDX推進に取り組む。「Smart Me」とは、NTTコミュニケーションズが提供する社員証や学生証等の身分証明書をデジタル化するサービス。
佛教大学では2021年4月、大学の教育を社会に広く開放することを目的に佛教大学オープンラーニングセンター(O.L.C.)を開設した。受講者数は延べ6万人を超え、現在、19歳から100歳までの会員約1,300名(定額会員含む)が学習している。今回、現在の会員を対象に、デジタル会員証を導入し、生涯学習の意欲向上と学びの機会最大化の有効性を検証する。
実証実験は、6月1日から2024年3月31日まで行う。システムに蓄積される学修履歴と個人ごとに配布するデジタル会員証を生涯IDで紐づけ、学修履歴を一元管理する。受講者は、学修履歴を把握することができる。また、受講履歴をもとに、リカレント教育やリスキリングに役立つ社会人教育をプッシュ通知によりレコメンドし学習機会の創出を図る。
証明書発行サービスから発行される受講修了証や成績証明書はスマートフォンに格納し、学修履歴を個人で管理、可視化することができる。特定の講座では、オープンバッジを発行することを想定し、スキルアップや学習意欲の向上につなげる。
また、デジタル会員証アプリの出席確認機能により、ブロックチェーンによるなりすましを防止する。QRコードの読み取りにより、対面・オンライン双方の出席確認を可能にすることで、講師および受講履歴把握の負荷軽減が期待できるという。
今後は、「デジタル学生証・会員証」が幼児教育・小中高・大学(通学・通信)・社会人(卒業生)学習の一連の生涯学修の伴走(支援)となり、生涯を通して多様な学びの機会の創出になること、社会的な取組みである生涯学修の広がりを支援するICTとして活用できることを確認し、各教育機関への展開を目指すとしている。
◆デジタル会員証を活用した生涯学習支援の共同実証
実証期間:2023年6月1日(木)~2024年3月31日(日)
実施対象:佛教大学オープンラーニングセンターの正会員・定額会員約1,300名
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