JR高崎駅が「謎の紙」を配布中 かつて券売機で活躍も...「いい使い方があったら教えて」
JR高崎駅(群馬県)で謎の紙が無料配布されている——
ツイッターに上がった報告によれば、配られているのはトイレットペーパーのようなロール紙と、両サイドに穴の開いた四角い紙。机の上にそれぞれ山積みにされている。
近くに設置されたホワイトボードには「ご自由にお持ち帰りください」と掲示されているが、これを持ち帰ったところで何に使うのか...。
しかしツイッターを見る限り、意外と貰っていく人はいる様子。そのうえ定期的に補充されているようで、かなりの在庫があることが伺える。
また、貼り紙には謎の紙についての情報が載っており、
「ふるーい券売機で使われていました。これを書いている中の人も、どう使われていたのかを知りません」
「もしいい使い方があったら、『#高崎線』でつぶやいてください」
などと記されている。ちなみにロール紙の片面は感熱紙となっており、トイレットペーパーには不向きのようだ。
Jタウンネットは2020年5月21日、JR東日本高崎支社の広報担当者を通して、高崎駅に詳しい話を聞いた。
「かなりの数をお持ち帰りいただいている」
高崎駅の担当者によれば、これらの紙は5月13日から高崎駅改札外のコンコースに設置。電車の運行が終了した後も終日置かれている。
古い券売機などに使われていた紙だというが、なぜ利用者に配布することにしたのか。
「これらはかつて駅で使っていた業務用端末の紙で、現在の用途はありません。お客様に自由にお持ちいただければと思い、駅員の発案で設置しました」
配り始めた当初、ロール紙と穴の開いた紙はそれぞれ数箱ずつあったが、20日時点で残り1箱ずつに。「かなりの数をお持ち帰りいただいている」ということで、早ければ21日中になくなる可能性があるという。
配布しているロール紙は片面が感熱紙、穴の開いた紙はA4用紙が複数枚つながったもの。持ち帰ったあとの使い道については「ご自由にお使いいただきたい」とのことだ。貼り紙には、
「おうち時間の充実にいかがでしょう」
「メモ・お絵描き・計算用紙・工作・折り紙・ノート作成」
と例が記載されている。もしいい使い方が見つかれば、同じ貼り紙で案内されているように「#高崎駅」のハッシュタグでツイートしてみるのもいいかもしれない。
担当者は紙の配布がツイッターで話題になったことについて、
「予想以上の反響をいただいて嬉しく思っています」
としている。
(21日20時追記)記事中に一部誤解を生む表現があったため訂正いたしました。
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