稲わらで作る「猫のマンション」 話題の民芸品「猫ちぐら」、甲賀市ふるさと納税でゲット
「猫ちぐら」をご存じだろうか? 猫のベッド、猫のマンションなどとも呼ばれる、稲わらを編んで作る猫用の寝床のことだ。
新潟県、長野県に古くから伝わる民芸品の一種と言われているが、手作りの少量生産のため、予約待ちが出るほどの大人気だという。
その「猫ちぐら」を新たな地元産品として生産し、ふるさと納税の返礼品に活用しようという自治体が現れ、話題となっている。滋賀県の甲賀市だ。
Jタウンネット編集部は、甲賀市に電話して、話を聞いてみた。
材料は、背丈が高く、材質がしなやかなもち米の稲わら
電話で答えてくれたのは、甲賀市の雲井自治振興会の金谷(かなや)英三さんだ。
「猫ちぐら作りを始めたは、2018年7月から。地域の住民10人が、毎週火曜日に集まり、わら細工に詳しい人に講師になってもらって、少しずつ覚えていきました」と金谷さんは話してくれた。
甲賀市内には、紫香楽宮(しがらきのみや)という遺跡跡があるが、この遺跡跡周辺の水田で栽培した稲わらが、材料に使用されている。背丈が高く、材質がしなやかなもち米の稲わらが、加工しやすいのだ。
大きさは、直径40センチ、高さ40センチ。「最初は思ったような形に、なかなかならなかった。とくに上の方が、丸くならなくて、苦労しました」と金谷さん。「週に1回集まっての作業ですから、けっこう時間はかかります。3か月に1個くらいのペースで作品が完成します」
制作に携わるメンバーは、40代から80代まで年齢はさまざま。男女比はやや女性が多いという。
「自宅で猫を飼っている人もいて、最初に作った試作品を、家で実際に使ってみたそうです。猫はずいぶん気に入ってくれたようですよ。居心地はどうか? 猫に聞いてみないと分かりませんが......」
甲賀市の「猫ちぐら」の住み心地について、猫ちゃんへのインタビューはまだこれからのようだった。
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