岡山「立体駐車場のうどん屋」が閉店へ 驚きの立地で話題集めた人気店
岡山市のうどん店「こだわり讃岐製麺所」が2019年6月29日で閉店する。
立体駐車場の1階部分に店舗がある独特の立地で知られ、地元のテレビ番組や新聞でも取り上げられる人気店だ。
女大将として店を切り盛りしている難波安輝子(あきこ)さんに取材すると、意外な理由で閉店を決めたことを明かした。
打ち粉のアレルギー
こだわり讃岐製麺所は16年12月に現在の場所にオープン。岡山市北区にある吉備津彦神社の一角で営んでいた茶屋で出していたうどんの評判がよかったことから、移転する形で店を開いた。
この店の最大の特徴は立地。天満屋の近くの立体駐車場1階、発券機のすぐ裏に店舗がある。
難波さんによると、この場所を選んだ理由は、
「直感。『これ面白い』と思って」
とのこと。この直感は立地で注目されることからも正しいと言える。
味の評判も良い。18年1月26日放送のバラエティー番組「金バク!」(岡山放送)ではタレントのボビー・オロゴンさんが店を訪れた。この時、釜玉うどんにバターをトッピングした「釜玉バターうどん」を食べ、
「マジでおいしい! 家で食べたい」
と言わしめた。
そんな人気店が突然の閉店。一体なぜなのか。
「打ち粉が合わずにアレルギーで」
実は以前から打ち粉によるアレルギーの再発を何度か繰り返しており、調子が良くなかったという。
現在の店舗は製麺室と客室が一体化しており、粉を吸い込みやすい環境。そのため、粉を吸込みにくい場所が確保できる移転先も探したが難航した。
また、アレルギーのでない打ち粉の導入も検討したが、これも合わなかった。店の継続に向けて奔走したが、子ども2人を女手1つで育てる身の上もあり、
「これで身体を壊したら...」
と考えたそうだ。そして「(アレルギーの)根源を断ち切る」意味合いもあり閉店に踏み切った。
閉店まであと2週間ほど。苦渋の決断ではあったが、難波さんは取材中の声は終始明るかった。
最後に訪れたお客へのメッセージを聞いた。
「短い間でしたが、可愛がってもらって感謝しつつ... また元気に! ファンキーに会いましょう!」
元気に会うためにも資本の身体は壊せない。また、どこかで難波さんの元気な姿に会うためにも。
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