2階で「悪だくみ」する6歳男児、母の行く手を阻むため独自の「忍術」を編み出す
子供は時に、大人が予想もできないような「知恵」を見せることがある。
それを再認識させてくれる画像が、ツイッター上で注目を集めている。
こちらは、福岡県在住の三児の母・トリッシュ(@torish935)さんが2023年6月16日に投稿した写真だ。階段にところ狭しと散らばっているのは、カラフルな宝石のようなおもちゃ。トリッシュさんはこの状況について、
「2階でコソコソ悪巧みをする長男6才。私がすぐにあがれないように、マキビシ(忍者が撒くやつ)。賢くなったな」
とつぶやいている。
微笑ましくも地味に厄介な息子による「罠」に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「なんときれいなマキビシ!」
「ちゃんと踏んだら絶対痛い部分を上に向けてるあたり才能を感じる」
「秘技クイックルワイパーで対抗して頂きたいw」
一体どうしてこんな状況に? Jタウンネット記者は21日、投稿についてトリッシュさんに話を聞いた。
本人は「まきびし」という言葉すら知らない
トリッシュさんが「まきびし」を発見したのは16日の夕方ごろ。場所は自宅のリビングから2階へ上がる階段だ。
「公園から帰宅してきた息子が『ママこっち見ないで!』と言いつつ、何かを抱えて階段を登りました。嫌な予感がしましたが、『手を洗いなさいよ—!』とだけ言い様子見していました」(トリッシュさん)
手を洗いに降りてきた息子は再び2階へ上がり、やがて何やらカチャカチャという物音がしてきた。トリッシュさんがいたキッチンからは階段が見えなかったため、その後夕飯の支度の合間にそっと階段を見ると、投稿写真のような状態だったという。
トリッシュさんによると、「まきびし」に使われていたのはゲームセンターのUFOキャッチャーなどで小さな景品の下に敷き詰められている、ダイヤモンド型のプラスチック。踏んだら絶対痛いやつである。
さて、こんなトラップを仕掛けてまで行っていた「悪巧み」とは何だったのだろうか。トリッシュさんに聞いてみると、息子さんの部屋に行ってみても玩具が散らかっていただけで、それらしい形跡はなかったという。
「本人に聞いても『教えなーい』ばかり。ただ、公園でたくさん拾ってきた草や葉っぱが息子の宝箱に詰まっていたので、これをこっそり隠しておきたかったのかな、と推測はしています」(トリッシュさん)
ところで、息子さんは特別忍者が好きというわけではない。「まきびし」という言葉すら知らないとのことで、「本人の思い付きで撒いたようなんですよね」とトリッシュさん。自力で「まきびし」という手段にたどり着くとは、息子さんは忍者の才能があるかもしれない。
「我が子ながら、この写真は何回見ても笑えます。今度は何をするかな、ってワクワクドキドキの日々です」(トリッシュさん)
なお、その後息子さんは全てのまきびしを階段の片側に寄せただけで寝てしまい、結局トリッシュさんが翌日にしぶしぶ片付けたそうだ......。
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