「ち」から始まる4文字です 「猫手」←この地名、どう読むか分かる?
千葉県浦安市猫実(ねこざね)、新潟県阿賀野市猫山(ねこやま)、福井市猫瀬町(ねこせちょう)——。
日本全国には、「猫」という字が使われた地名が数多く存在している。みんな大好き猫さん。その字が入っているだけで、なんだか可愛らしい地名に見えてくる。
今回ご紹介する地名も、その内のひとつ。でも、ちょっと変わったところがある。
それが、茨城県南西部・筑西市猫島の中にある「猫手」。桜川支流の観音川右岸あたりにある。
猫さんの手というかわいらしい地名は、普通に読めば「ねこて」となるだろう。しかし、ここは普通に読まない。
なんと、猫手と書いて「ちょっけ」と読むのだ!
なぜ「ちょっけ」と読む?
猫手がある猫島は直球で「ねこしま」。猫手だけが「ちょっけ」と変化球なのは、なぜなのだろうか......。
2022年7月14日、Jタウンネット記者は筑西市役所市民課の職員に話を聞いたが、猫手という地名については「市役所ではわからない。合併前(編注:猫手は旧明野町にあった)の地名なので、資料がない」とのこと。
そこで、「地名崩壊」(角川新書)など地名に関する著書も上梓している地図研究家・今尾恵介さんにも聞いてみることにした。
猫手と書いて「ちょっけ」と読む理由については、今尾さんも以前調べたことがあるが、不明だったそう。ただ、今尾さんはこの地名について、ある「仮説」を教えてくれた。
「猫の手」と「ちょっかい」という言葉の関係が、猫手という地名に繋がっているのではないか、というものだ。たとえば広辞苑第七版ではちょっかいの項目に「猫などが前の片足でものをかきよせること」と記載されている。
「地形や地質、目印等にちなむ『チョッケ』という地名があり、それが『ちょっかい』と似た音なので『猫手』の漢字を当てた、という可能性は十分ありそうです。『ねこしま』との関係はわかりませんが、村の名が猫島なので、猫にちなむ猫手は感覚としてぴったり来たのではないか、と解釈できるかもしれません」
謎に包まれた「猫手」の由来。このかわいい地名をつけた素晴らしいセンスの持ち主は、誰だったのだろうか......。
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