本物の車が「トミカ」に見える...! ネッツトヨタ福岡の「タワーショーケース」がインパクト抜群
車が好きな人たちの間で、いま話題となっているツイートがある。2019年8月14日に投稿された、次のような投稿だ。
車好きが反応しそうなトヨタ?ネッツ?がありました pic.twitter.com/QOg6eo13QH
- ゆきち (@Mcv21Yukiya) 2019年8月14日
写真は、5階建てのビルの前面がガラス張りとなっており、まるでショーケースのように見える。ツイッターには、こんな感想が寄せられている。
「トミカに見えました」
「めっちゃ写真撮るの上手い人が撮ったトミカですねww」
「クルマの自販機みたいな」
投稿者の「ゆきち」さんによると、ここは福岡市早良区にあるネッツトヨタ福岡・原店だ。撮影した時の様子を、ゆきちさんはこうつぶやいている。
「そこの目の前のラーメン屋に行ったんですが、駐車場止めて降りたらこんな展示の仕方だったんで思わず撮りましたw」
思わず目を見張る光景だったようだ。ゆきちさんの感動は、瞬く間にツイッターユーザーに伝わったようだ。2万を超える「いいね」が付けられている(8月21日現在)。
それにしても、いったいなぜこんなビルにしたのだろうか? Jタウンネット編集部は、ネッツトヨタ福岡に取材してみた。
「ただ置くだけではないのです」
答えてくれたのは、ネッツトヨタ福岡の広報担当者だった。
まずこの建物は、いつ頃、どんな意図で作られたのか、聞いてみた。
「原店は、17年8月29日、全面改築しリニューアルオープンしました。その際に次世代型店舗として、多彩な店内デジタルコンテンツや空調完備の整備工場など、数々の先進設備を導入しました。その象徴として地域のランドマークとなり得る『タワーショーケース』を設置したのです」
やはり「タワーショーケース」と呼んでいるようだ。このショーケース感が、現代の車好きな青年たちを刺激してやまないと見える。幼少期に、トミカを並べて愛でた記憶が甦ってくるのかもしれない。
この「タワーショーケース」の特徴、メリットは何だろう?
「平面的に展示していた車両を立体的に展示できます。その特徴を活用することで、展示ラインアップ・カラーリングなどを考慮して、商品軸・季節軸での演出などの戦略的運用が可能な点です」
「ただ置くだけではないのです」と、広報担当者は答えてくれた。まさにショーケース的な演出を加えることで、見込み客へのプレゼンテーション効果を高めることができるのだという。「既存のお客様はもちろん、新規のお客様にも好評です。スマートフォンで撮影される方やお知り合いを伴ってご来店いただくお客様も多いですよ」
さて、ツイッターでいちばん多かった疑問といえば、「どのように車を入れ替えているのか?」ということだった。どうしているのだろう?
「下部搬入口よりタワー内に格納した展示車両は、自動管理されたエレベーターパレットで、指定の位置に上昇、内部照明・音響等も連動して設置自体も演出されます」
なるほど、自動管理されたエレベーターパレットが車を入れ替えている、ということ。心配には及ばない、というわけだ。でもJタウンネット記者は、その入れ替え作業中の様子を見てみたい、と思った。読者はどうだろう? なぜか気になる「タワーショーケース」だ。
なおツイッターには、日本全国に同様なショーケース・スタイルの車のディーラーは存在するという報告も寄せられていた。トヨタ系列だけでなく、他社系列もあるらしい。海外にもあるという。ショーケース方式の車販売店のビルは、いまトレンドのようだ。
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