会社の困った"金髪ヤンキー先輩"「職場に警察が来て即連行」 結果、社員の半分が退職する事態に
業務は効率よく進めたいところだが、会社自体がそれを妨げるケースもある。キャリコネニュースの読者からも、
「ペーパーレスの時代なのに、手書きの提出書類がどんどん増えていく。しかも、同じ内容の書類を何枚も書く。営業部署のPCには、Word・Excel・PowerPointが入ってない。本部は入れるつもりもない」(20代男性、営業職)
といった声が届いている。ほかにも、「経営陣の危機感の著しい欠如。問題が発生すると、部下の責任にする」(50代男性、管理・事務職)など、リスクを責任転嫁することで問題が解決したと勘違いするケースも少なくない。
いずれも、会社を辞めたいと思う大きな原因にもなっているが、今回は"金髪ヤンキーの先輩"に職場をめちゃくちゃにされた研究開発職の30代男性のエピソードを紹介する。
上司は先輩のやんちゃぶりを「業務指示が効率的でリーダーシップがある」と評価男性は博士号を取得し、新入社員として流通企業に入社。同期に同じ博士号を持つ女性がいて、1年先輩には金髪で、いかにもという工業高校出身の男性社員もいた。この先輩社員は、新人女性につきまとっていたという。最初は遊びに誘う程度だったが、ある日の夜中、
「職場に"マイルドヤンキー"丸出しな格好で工業高校時代の友達を引き連れて押しかけ、『女の子を早く上がらせて遊びたいから、お前が女の子の仕事を全部やれ』と他の新入社員に業務指示を出す」
といった公私混同なことがはじまり、場は騒然とした。しかし、上層部はこうしたヤンキー先輩のやんちゃぶりを「元気があって良い」「業務指示が効率的でリーダーシップがある」となぜか仕事の評価に加点する始末。女性が「つきまとわれてる」と訴えても取り合ってもらえなかった。
ある日、突然「警察です」と私服刑事が乱入し……男性は「脳筋で自浄能力がない会社に入ってしまった」と後悔し、女性と2人で転職活動をスタートしたが、自体は思わぬ方向へ展開していく。
「ある日の朝礼中、『〇〇さん(ヤンキー先輩)いますか?』と突然、部外者が入ってきました。何ごとかと見ていると胸元に手を入れ『警察です』。同時に複数の警察官やら私服刑事やらが乱入して誰も動けなくなりました。ヤンキー先輩はそのまま連行されて、帰ってきませんでした」
結局は、「近くで女性が殺された殺人事件の容疑者として連行され自白した」ということだったが、ヤンキー先輩を「元気があって良い」と評価する上層部のお咎めはなかったという。この一連の騒動で、男性を含む新入社員の半数が嫌悪感を露わにして退職した。男性は、
「仕事に学歴は関係無いと思いますが、素行不良と学歴は関係あるし、アホばかりの会社だとその率は高くなるように思います」
と綴った。
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