橋本愛&松本若菜&遠藤憲一、草彅剛主演「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」に出演
シネマカフェ2023年9月20日(水)17時0分
草彅剛が“手話通訳士”を演じることで、5月の制作発表以来、ろう者コミュニティからも大きな注目を集めるドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」。その放送日と、草彅さん演じる主人公・荒井尚人を取り巻く、物語に深く関わる新たな出演者が決定した。
原作は、“読書の甲子園”といわれる全国高校ビブリオバトルでグランドチャンプ本にも選ばれた丸山正樹による同名小説。
本作では1作目をドラマ化、仕事や家族を失い人生に迷う男性が、自分の唯一の技能である手話を活かして「手話通訳士」になり新たな人生のスタートを切る物語が、殺人事件をめぐるミステリーとともに繰り広げられる。
毎年9月23日は手話言語の国際デーということもあり、今年も世界各地で様々なイベントが予定されているところだ。
まず、ろう者支援活動のNPO団体「フェロウシップ」の代表、手塚瑠美役には橋本愛。法廷で手話通訳を行っていた尚人(草彅さん)を見て、手話通訳士の専属契約を依頼する。
「とても大事な役割を私に委ねていただいたことに、感謝しかありません」と撮影を終えた橋本さん。「これまで、ろう者や中途失聴者、難聴者などの役を聴者が演じることが多く、当事者が演じる機会は極めて少なかったと聞きました」と言い、「当事者性を軽視することなく、ろう者の方々の尊厳を守りながら表現するにはどうしたらいいのか、ずっと考え続けていました。このドラマが、これからの時代に風穴を開ける存在になって欲しいと願います」とコメント。
「手話を覚えるのは最初こそ頭がパンクしそうになっていました」と言いながらも、手話を覚えることで「目の前に流れる川を飛び越えるように、自分とは違う誰かとコミュニケーションを取ることができる。そのことを希望に、手話と向き合っていました」と明かした。
尚人が交際している女性、安斉みゆき役は松本若菜。尚人の元同僚の警察職員で会計課につとめる。
松本さんは、「草彅さん演じる荒井尚人の心の奥深くに刻まれた傷の部分が露呈するところから物語は始まります。観ていくうちに、緊張感のあるサスペンス要素が深まり、謎が多く散りばめられていきます」と語り、「また、家族との在り方も見所となっています」とコメント。「展開や人々との繋がりが心に残るような作品になって、みなさんに届くことを願っております」と期待を込めて言う。
昔気質で一匹狼の刑事・何森稔役には遠藤憲一。管内で発生した殺人事件を追う中で、17年前の事件との関係に気づく、という役どころ。
本作は「ヒューマンドラマとサスペンスが見事にミックスされた作品」と言い、「以前から共演したかった草彅剛君と共演できたのも嬉しかったです。奥行きのある脚本、監督の緻密な演出で力強い作品になっていると思います」と語る。そして、「オーディションを勝ち抜いたろう者の方々の演技が素晴らしいです。待ち時間には楽しくやり取りして、いろんなことを教えてもらいました」とも語っている。
また、脚本・高橋美幸、音楽・原摩利彦からもそれぞれコメントが到着している。
【脚本:高橋美幸 コメント】
執筆にあたり、まずは「ろう者」「中途失聴者」「コーダ」や関係者の方々を取材。年代によって違う「ろう教育」の関連資料を元に作成した歴史年表と照らし合わせながら、登場人物一人一人の生い立ちや履歴を書き込む所から始めました。それぞれの背景を知らなければ、その「言葉」を書く事はできないと思ったからです。
「自分とは何者か?」普遍的なテーマに辿り着くために原作者が見つけた「ろう者」と「聴者」の狭間にいる「コーダ」の主人公。その視点で、事件や事件に関わってしまった人々の想いを紐解く中、見失っていた「自分」、すれ違っていた「家族」の絆が、炙り絵の様に浮かび上がるドラマを目指しました。
【音楽:原 摩利彦 コメント】
台本を一読して、頭で考えるのではなく、自然と自分の体から音楽が出てくるのを待った方がよいと思いました。尚人のことを考えたり、別のことに没頭したりしながら、この物語が自分の中に沁み込んでいくのを待ちました。
ある日、ピアノの鍵盤に手を置いてみると何かを思い出したように指先から旋律の断片が出てきました。これを頼りに音楽を構築しています。
尚人の呼吸とともに存在しているような音楽が書けたと思っています。
【ドラマあらすじ】
仕事と結婚に失敗した荒井尚人。家族や恋人に心を開けないでいるが、生活のため唯一の技能を活かして就職活動をはじめる。その技能とは“手話”。彼は耳が聞こえない両親をもつコーダ(Children of Deaf Adults)だった。そして彼は手話通訳士として働くことに。
やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送りはじめた尚人のもとに届いた依頼は法廷でのろう者の通訳。この仕事をきっかけに、尚人は自身が関わった過去のある事件と対峙することに。現在と過去、2つの事件の謎が複雑に絡みはじめる…。
ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」は12月16日(土)、23日(土)22時~NHK総合にて放送。
原作は、“読書の甲子園”といわれる全国高校ビブリオバトルでグランドチャンプ本にも選ばれた丸山正樹による同名小説。
本作では1作目をドラマ化、仕事や家族を失い人生に迷う男性が、自分の唯一の技能である手話を活かして「手話通訳士」になり新たな人生のスタートを切る物語が、殺人事件をめぐるミステリーとともに繰り広げられる。
毎年9月23日は手話言語の国際デーということもあり、今年も世界各地で様々なイベントが予定されているところだ。
まず、ろう者支援活動のNPO団体「フェロウシップ」の代表、手塚瑠美役には橋本愛。法廷で手話通訳を行っていた尚人(草彅さん)を見て、手話通訳士の専属契約を依頼する。
「とても大事な役割を私に委ねていただいたことに、感謝しかありません」と撮影を終えた橋本さん。「これまで、ろう者や中途失聴者、難聴者などの役を聴者が演じることが多く、当事者が演じる機会は極めて少なかったと聞きました」と言い、「当事者性を軽視することなく、ろう者の方々の尊厳を守りながら表現するにはどうしたらいいのか、ずっと考え続けていました。このドラマが、これからの時代に風穴を開ける存在になって欲しいと願います」とコメント。
「手話を覚えるのは最初こそ頭がパンクしそうになっていました」と言いながらも、手話を覚えることで「目の前に流れる川を飛び越えるように、自分とは違う誰かとコミュニケーションを取ることができる。そのことを希望に、手話と向き合っていました」と明かした。
尚人が交際している女性、安斉みゆき役は松本若菜。尚人の元同僚の警察職員で会計課につとめる。
松本さんは、「草彅さん演じる荒井尚人の心の奥深くに刻まれた傷の部分が露呈するところから物語は始まります。観ていくうちに、緊張感のあるサスペンス要素が深まり、謎が多く散りばめられていきます」と語り、「また、家族との在り方も見所となっています」とコメント。「展開や人々との繋がりが心に残るような作品になって、みなさんに届くことを願っております」と期待を込めて言う。
昔気質で一匹狼の刑事・何森稔役には遠藤憲一。管内で発生した殺人事件を追う中で、17年前の事件との関係に気づく、という役どころ。
本作は「ヒューマンドラマとサスペンスが見事にミックスされた作品」と言い、「以前から共演したかった草彅剛君と共演できたのも嬉しかったです。奥行きのある脚本、監督の緻密な演出で力強い作品になっていると思います」と語る。そして、「オーディションを勝ち抜いたろう者の方々の演技が素晴らしいです。待ち時間には楽しくやり取りして、いろんなことを教えてもらいました」とも語っている。
また、脚本・高橋美幸、音楽・原摩利彦からもそれぞれコメントが到着している。
【脚本:高橋美幸 コメント】
執筆にあたり、まずは「ろう者」「中途失聴者」「コーダ」や関係者の方々を取材。年代によって違う「ろう教育」の関連資料を元に作成した歴史年表と照らし合わせながら、登場人物一人一人の生い立ちや履歴を書き込む所から始めました。それぞれの背景を知らなければ、その「言葉」を書く事はできないと思ったからです。
「自分とは何者か?」普遍的なテーマに辿り着くために原作者が見つけた「ろう者」と「聴者」の狭間にいる「コーダ」の主人公。その視点で、事件や事件に関わってしまった人々の想いを紐解く中、見失っていた「自分」、すれ違っていた「家族」の絆が、炙り絵の様に浮かび上がるドラマを目指しました。
【音楽:原 摩利彦 コメント】
台本を一読して、頭で考えるのではなく、自然と自分の体から音楽が出てくるのを待った方がよいと思いました。尚人のことを考えたり、別のことに没頭したりしながら、この物語が自分の中に沁み込んでいくのを待ちました。
ある日、ピアノの鍵盤に手を置いてみると何かを思い出したように指先から旋律の断片が出てきました。これを頼りに音楽を構築しています。
尚人の呼吸とともに存在しているような音楽が書けたと思っています。
【ドラマあらすじ】
仕事と結婚に失敗した荒井尚人。家族や恋人に心を開けないでいるが、生活のため唯一の技能を活かして就職活動をはじめる。その技能とは“手話”。彼は耳が聞こえない両親をもつコーダ(Children of Deaf Adults)だった。そして彼は手話通訳士として働くことに。
やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送りはじめた尚人のもとに届いた依頼は法廷でのろう者の通訳。この仕事をきっかけに、尚人は自身が関わった過去のある事件と対峙することに。現在と過去、2つの事件の謎が複雑に絡みはじめる…。
ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」は12月16日(土)、23日(土)22時~NHK総合にて放送。
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