【検証】吉野家の「アタマ大盛り」の肉量はすき家・松屋と比べて多い?少ない? 比較してみた!
左:松屋の「あたま大盛」、中央:吉野家の「アタマの大盛」、右:『すき家』の「中盛」 | 食楽web
●吉野家の「アタマ大盛り」の肉量はすき家・松屋と比べて、果たして多いのか少ないのか? 計量して比較してみた!
牛丼用語の「アタマの大盛」といえば、丼の中のごはんの量は〈並盛〉のまま、上にのった具材の肉を〈大盛〉の量にした丼のこと。この言葉は、もともと『吉野家』の築地一号店の常連が頼んでいた裏メニューが発祥だそうで、これが、2013年に正規メニューとして採用されたという経緯があります。
『吉野家』のメニュー表に「アタマの大盛」(569円)の意味が説明されています
そして今では、ライバル店の『松屋』にも「あたま大盛」(530円)という商品があり、また、『すき家』には、「並盛よりごはん少なめ、お肉1.5倍」を謳う「中盛」(580円)があります。
ちなみに、以前、食楽webで吉野家の「アタマの大盛」と「並盛」を比較しました。都内の某吉野家で購入した「並盛」と「アタマの大盛」の肉量・玉ネギ・ごはんの量をそれぞれ計測したところ、以下のような結果になりました。
・並盛:肉53g・ごはん245g(玉ネギ小さめ3〜4枚)
・アタマの大盛:肉65g・ごはん305g(玉ネギ大きめ13枚+小さめ2枚)
「アタマの大盛」は「並盛」より肉量12g増(肉1枚半に相当)、ごはんは60g増、そして玉ねぎは10枚増えていました。つまり、『吉野家』の「アタマの大盛」は、ごはんと玉ネギが大幅に増え、肉はさほど増えていないということがわかったわけです。
しかしこの「アタマの大盛」の肉量65g。これだけを見ると、多いのか少ないのか、よくわかりませんよね。そこで、同じ牛丼チェーン店の『松屋』や『すき家』の肉量と比較して、『吉野家』の肉量の多寡について、確かめることにしました。
『吉野家』の「アタマの大盛」の肉量は果たして多い? 少ない?
左が松屋、中央が吉野家、右がすき家。それぞれの牛丼を、肉とごはんと玉ネギに分けて計量
そんなわけで、『吉野家』、『松屋』、『すき家』に行って、「アタマの大盛」に相当する商品をテイクアウトしてきました。買ってきたのは下の3つ。
・吉野家:「アタマの大盛」569円
・松屋:「あたま大盛」530円
・すき家:「中盛」580円
では、計量していきます。対象は、肉、玉ネギ、ごはんの3つ。まずは『吉野家』。肉量67g、玉ネギ19g、ごはん253gでした。
『吉野家』の「アタマの大盛」から肉だけを取り出して計量すると67g
続いて『松屋』。ちなみに松屋では、ごはんの上に具材を直盛りするか、セパレートにするかを無料で選べます。これは嬉しいサービスですね。
『松屋』の牛丼は、具材を直盛りか、セパレートにするかを選べる。今回は後者にしたのでごはんにつゆが染みていない
その『松屋』の「あたま大盛」を計量すると、肉116g、玉ネギ10g,ごはん208gという結果に。ただし、具材の方に汁がたっぷり残っていたので、これをごはんにかけると、ごはん量は230gになりました。
『松屋』の「あたま大盛」から肉だけを取り出して計ると肉量116g(写真は器の重量113gがプラスされた表示)
最後は、『すき家』です。こちらを計測すると、肉96g、玉ネギ10g、ごはん273gでした。
『すき家』の「中盛」から肉だけを取り出して計ると肉量は96g
というわけで、3店舗のアタマの大盛り系商品の計量を終えたので、表にまとめてみました。
116gの『松屋』が肉量No.1。第2位は96gの『すき家』、そして67gの『吉野家』という結果に
まとめてみると一目瞭然。肉量No.1は116gの『松屋』、第2位は96gの『すき家』、そして明らかに少ないのは67gの『吉野家』。この記事の最初に掲げた「吉野家の肉量は多いのか少ないのか」という疑問については、大手牛丼チェーン3つの中では、吉野家の肉量が最も少ないという答えが出たわけです。
そしてもう1つ、『吉野家』の玉ネギ量は他2店と比べると倍くらい多いということもわかりました。
まとめというわけで結論は、『吉野家』の肉量はアタマの大盛りでも肉量は他店よりはるかに少ないということでした。ちなみに玉ネギと合算しても86gで、吉野家アタマ大盛りの“アタマ”は100g以下。(松屋のアタマは126g、すき家のアタマは106gです)
肉をガッツリ食べたいと思っているなら、ダントツで肉量が多い『松屋』に行くのが正解ということになります。
しかし、牛丼には人それぞれ、好みがあるのもまた事実。せっかくなので、大手牛丼チェーン3社の牛丼の味も比較してみたいと思います。
味も比較してみた。量だけではわからない!?
すき家のアタマは、すき焼きを彷彿させるしっかりした味
『吉野家』
王道の“ザ・牛丼”。肉が大きく全体的に薄味なので、肉自体の味を強く感じる。紅生姜や薬味によるアレンジを前提とした味といった印象。肉はウマいが量が少ない。その代わり、全体的に玉ネギが多く、運が悪いと芯も多いのが玉にキズ。
『松屋』
1枚の肉がふっくらしていて、また肉が赤身と脂身がはっきり分かれている。赤身部分は歯ごたえがあり、脂身の部分はやわらか。甘みが1番強く、そこは好みが分かれそう。
『すき家』
他2店とくらべると肉がもっとも縮れている。タレは出汁や醤油の味が濃く、“すき焼き”の味に近い。生玉子が欲しくなる。
というわけで、食べ比べて個人的に好きなのは、『すき家』でしたが、みなさんはどこの牛丼がお好みですか?
(撮影・文◎土原亜子)
(c)TOKUMA SHOTEN@All Rights Reserved
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