鳥取大、工学部に医工学プログラム新設…中国地方の国立大初

リセマム2022年10月4日(火)10時45分

鳥取大学「医工学プログラム」

もっと画像をみる
鳥取大学は2023年4月から、工学と医学の両分野を融合した「医工学プログラム」を、工学部の「機械物理系学科」「電気情報系学科」「化学バイオ系学科」の3学科に新設する。工学部内に医工学プログラムを設置するのは、中国地方の国立大学では初となる。

 鳥取大学は2022年9月27日、坂口工学部長、中村医学部長が記者会見を行い、医工学プログラム新設について明らかにした。工学部では2023年4月より、機械物理系学科・電気情報系学科・化学バイオ系学科の3学科で「医工学プログラム」を設置する。

 医工学プログラムは、「病院で育てるエンジニア」をキャッチフレーズに、医療機器・医療用材料・バイオ医薬品の開発にあたり、医学と工学の双方に精通した技術者・研究者を育成する狙い。多彩な工学専門家を有する工学部と、附属病院新規医療研究センターを中心に独自の医療機器開発を行う医学部を融合し両学部の強みを生かす。

 医工学プログラムの定員は各学科7名(計21名)。3学科の学生は、2年次に「医工学プログラム」に配属される。3年次には、一泊二日の「病院で育てるエンジニア合宿」にて、「A.シミュレーションセンター」「B.臨床現場見学」「C.医学部・院内ツアー」の3グループによる体験学習をメインとした実地研修が行われる。4年次は研究室へ配属。ただし、マッチング次第では医学部の研究室に配属となる可能性もある。

 入試については、既存の学科内に医工学プログラムを設置するため変更はない。

Copyright (c) 2022 IID, Inc. All rights reserved.

「新設」をもっと詳しく

「新設」のニュース

トレンドニュースランキング