ミドル層の転職履歴書でありがちな失敗1位「仕事の成果に具体性がない」、2位「レイアウトが見づらい」
エン・ジャパンは10月4日、「履歴書・職務経歴書のポイント」をテーマにした調査結果を発表した。調査は9月にネット上で実施し、同社のサービス「ミドルの転職」を利用している転職コンサルタント170人から回答を得た。
普段目にする履歴書・職務経歴書の印象について、最も多かったのは「どちらかと言えば改善すべき点がある人が多い」(51%)。「改善すべき点がある人が多い」(10%)と回答した人と合わせると、6割もの転職コンサルが書類の書き方に不備を感じている。
最も注目するのは「職務経歴欄」——「具体性」「応募先との関連性」が良し悪しを決める
改善すべき点については、回答者の70%が「具体的な仕事内容・職務内容」と答えた。2位以下の「専門スキル・知識や経験(何ができるのか)」(34%)、「仕事の成果」(31%)などを大きく引き離していることからも、これまでに担当してきた仕事の経験を正確に記述する重要性が分かる。
Web履歴書の最も注目するポイントには、やはり65%の人が「学歴や職務経歴が評価でき応募先と関連性があるか」を挙げた。2位以降には「転職回数から組織適応力に問題がないか」(57%)、「希望年収と現在年収に隔たりがないか」(51%)が続く。
「シンプルに読みやすく」「読み手のことを考えて」
ありがちな失敗例の1位には「仕事の成果に具体性がない」(35%)が選ばれた。一方で、2位以降は、「レイアウトが見づらい」(33%)、「棚卸ができておらず、情報量が少ない」(32%)、「情報を盛り込みすぎている」(29%)と、書類の読みづらさを訴える項目が並んだ。実際に選考を通過しやすい書類の特徴を聞くと、
「職務内容に、実績と工夫した点が盛り込まれていること。 自分自身のキャリアの棚卸が正確にできており、キャリア上の強弱のポイントが分かりやすいこと」
「シンプルで読みやすいこと。使いまわしではなく、応募先毎にカスタマイズして作成していること」
「読み手のことを考えているか、ご自身の一番伝えたい実績や想いは何かが表現されていれば、言葉使いはあまり気になりません」
といったポイントが挙げられた。
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