四つ裂きの怨霊が憑く「マラハイド城」の怪異 グラミー賞歌手も被害に!?
アイルランドのダブリン近郊にあるマラハイド城は、数多の幽霊が住み着いていると噂され、数々の超常現象が起こる場所として知られている。例えば人に他愛ないいたずらをする幽霊と妖精の中間の存在であるパックは、何世代にもわたってこの城の住人の前に現れていたと言い伝えられている。
幽霊だけに現世に恨みや未練を残した人物の霊も多数現れるそうで、花嫁の命令で殺されたと疑われているウォルター・ハッセー卿の霊が出没したこともあるという。また、城内に飾られている絵に描かれている白い服を着た女性が、ときどき絵から抜け出して敷地内を歩き回るという伝説もある。
不気味で恐ろしい霊としては、1600年代半ばにマラハイド城に住んでいたマイルス・コーベットがいる。彼は大逆罪で有罪判決を受け、絞首刑にされた後に死体が4つに裂かれたという。あまりに凄惨な処刑だったためか、処刑人によって4つに裂かれる幽霊の姿が現在でも見られるという。
この城で怪現象を体験したり、幽霊を見たりした人は相当数に上り、グラミー賞を受賞した歌手のLizzo(リゾ)もその一人だとされる。
彼は数年前にツアーでこの城を訪れた際、前述したいたずら好きな霊のパックにイタズラされたと話している。城を訪れたリゾはパックがいると言われている部屋のドアをノックした時、ポケットに入れていた自分の携帯電話が突然なくなっていることに気づいたそう。
同行していたスタッフが城の中をくまなく探したが、最終的にはツアーに参加していたダンサーのポケットの中から見つかった。もちろん、スタッフは誰一人携帯電話に触れていなかった。やはりいたずら好きの幽霊パックは存在するのだろうか?
参考:「Coast to Coast AM」、ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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