熱い想いが夢の扉を開く鍵。就活を成長の場に、可能性を拡げる学び舎に私たちはなりたい

ソトコト2022年10月27日(木)11時0分

自分らしさを大切に。マインドブロックを解き放てば可能性は無限大


ソトコト 就職活動支援がSDGs?どのような想いがAbuild就活に込められているのでしょうか。
新井翔太(以下、翔太) Abuild就活では、私たちが考えた独自のAbuildメソッドを通してその人本来の強みや性格を活かしたキャリア選択ができるよう支援します。メソッドを通して自分にとっての『働きがい』をしっかりと見つめることで入社後のミスマッチをなくしたい。『豊かな次世代のために、自ら輝く人財を輩出し続ける』というビジョンでAbuild就活を運営しています。誰もが生き生きと健康的に働ける社会へ、それはきっと根幹の部分でSDGsの概念につながっていく。
必ずしも外資系、一流企業、大手企業に就職することがゴールだとは思っていません。自身のやりたいこと、自分の力を活かせる会社はどこかを探す方が大切です。結果的にそれは就職ではなく起業でも何でも良い。自分らしさを見つける時間を通して多様な選択肢が目の前に拡がっていることに気づき、そのチャンスを自分の手で掴んでほしい。
学生たちを見ていて感じるのは、誰もが才能と可能性にあふれていること。『就活生の限りない可能性を発掘し、成長を最大化させる』。それが私たちの掲げるミッションです。
ソトコト 自分らしさを活かした就職、素敵ですね。でも、いざ就活となると学歴や性別、地域性などによっても就職の“壁”を感じます。
新井景介(以下、景介) 学生たちに伝えているのは、まずそのマインドブロックを取り外すこと。偏差値が低い大学だから、地方の大学だから、男だから、女だから…、この「〇〇だから」は考えなくていい。自分の魅力ともっと向き合って、自分が働きたいと思った企業にその想いを伝えればいい。Abuild就活はまだスタートして2年ほどですが、北は北海道から南は鹿児島、そして海外の学生も。学生の中にはトランスジェンダーであったり障がいをもった人もいます。就活に「〇〇だから」は関係ない。
翔太 このマインドブロックを突破した学生たちが社会に出ていくことで、性差や障がいに関わる社会課題の解決法を見出すかもしれない。地方に眠る魅力を掘り出してまちおこし、さらには新たな産業の創出など地方創成にも期待が高まります。きっとこの先、彼らのような新しい考え方をもった人材が社会からもっと求められる。Abuild就活から次世代のリーダーが生まれてほしい。





実践から生まれた独自のメソッドで夢のマウンドへ。伝えたいのは熱意


ソトコト お二人から熱い想いが伝わってきます。独自のAbuild就活メソッドとはどのようなきっかけで生まれたものなのでしょうか。
翔太 戦略就活のAbuildメソッドは私の実体験を元に作ったものです。中学・高校は全国でも有名な進学校に入学しました。周りは秀才ばかり、その中で頭脳も体格も人並みだった私はどうすれば彼らと対等に戦えるかを考えました。その答えが自分をとことん見つめ、戦略的に足りない部分を補いつつ強みを伸ばすというものでした。
京都大学進学後には米国へ留学し、野球が大好きだった私は米国社会人のベースボール一部リーグに参加しました。周りは屈強で体格に勝る猛者ばかり、この中で私はどうすればポジションを得られるだろうか。彼らより自分が勝る部分を伸ばしながら、自分の強みをアピールする。戦略的に考えた結果、複数のポジションを守れるユーティリティーであり、多彩な球種で勝負するピッチャーになることでした。器用であることを強みに戦略に沿って練習に励み、最後はワシントン州代表としてマウンドに立つことができました。
大学・大学院卒業後に第一志望だったドイツ証券株式会社投資銀行統括本部へ。就職活動の際にも自分の強みは何か、その強みをより輝かせるにはどうすればいいかを戦略的に考えていました。在籍当時は、クライアント企業のM&Aのアドバイザリーや株式発行、債券引受など多彩な業務に携わりました。仕事はハードでしたが、刺激的でありワクワクするものばかりでした。
昔話が長くなってすみません。Abuild就活では、これらの私の経験を元に就職活動がゴールではなく社会で活躍することをコンセプトに開発した、就活を成功させるフレームワーク「ABUILD」により就活の本質を捉え、徹底したカリキュラムによりビジネス戦闘力を身につけるプログラムを提供しています。
自分の現在地を確かめて戦略的に目指すゴールへと導くAbuildメソッドです。自分を見つめるための質問が2,000項目ほどあり、個人差に合わせてオリジナルのカリキュラムを組みます。
正直、学生にはハードかもしれません。そのため専任のコーチがしっかりと伴走して疑問や課題の解決をサポートします。するとサービスを通して「自」を築き、自ら輝けるようになり、成長していきます。コロナ禍もありオンラインでのコーチング面談が主となっています。そのため都心部や地方など場所に関わらず質の高いサービスを学生に提供できています。





ソトコト なぜ希望して入社した外資系投資銀行を辞めてAbuild就活を始めたのでしょうか。
翔太 外資系投資銀行の仕事にはやりがいを感じていましたが、実は幼いころから学校を作りたいという夢がありました。周りと自分を比べがちだった私は自分の才能を見つけ、ぐっと拡げてくれるような教育機関があったら良いのにな、そんな場所を創りたいと思っていました。
そんな折、2019年の冬に実家がある兵庫に帰省した際に景介と地元の銭湯につかりながら話し合う中で就活を支援する事業をやろうという話で盛り上がりました。
景介 ちょっと話が急展開すぎ! 兄がすみません。丁寧に説明すると、兄の外資系投資銀行への就職経験や米国での野球挑戦は戦略的に考えてアプローチした結果であり、戦略⇒戦術⇒実行のフローで目標を達成してきました。この思考方法を伝えることで学生の“やってみたい”を応援できるんじゃないかと考えました。
翔太 景介ありがとう。彼はいつも私の足りない部分を必ずサポートしてくれる。Abuild就活は私ひとりでは到底できませんでした。困ったときに助けてくれる弟の存在、そして温かい社員や150人を超えるコーチたちの存在こそがAbuild就活の強み。学生たちにもこの熱い想いが伝わっているのだと思います。





就活はゴールじゃない。その先の人生を自分らしく歩むために今を活かす


ソトコト 実際にメソッドを学んだ学生はどのような就職先に進まれたのですか。
翔太 ゴールドマンサックスやマッキンゼー、アマゾンといった外資系企業、金融、総合商社、インフラ、メーカーなど国内大手企業から数多くの内定をもらい、学生本人が望む企業への就職を叶えました。中にはメソッドを経たことで本当に自分がやりたいことは何か、魅力は何かを突き詰めた結果「パイロットになります」「パン屋を開業します」という答えに辿り着いた学生もいました。
景介 良いんですよね。自分がやりたいことを見つけた学生の顔って。生き生きしている。
翔太 ある学生は1カ月ほどメソッドを元に自分を見つめた結果、問いかけに対する答えや行動が明確に変わっていきました。本人も「最近親や友達から『顔つきが変わったね。良い顔してる』なんて言われるんですよ」と笑ってました。嬉しいですよね。
就職はあくまでも人生の通過点に過ぎません。次のキャリアを考えた時や、夢を見つけた時などその目標に向かってどうアプローチしていくのか、Abuild就活で学んだことは就活だけではなくその後の人生にもきっと役立っていくものだと自信を持っています。





ソトコト Abuild就活は今後どのように成長していくのでしょうか。
翔太 事業がスタートしてまだ2年、少しずつ学生たちの思考や性格、目標や夢などの貴重なデータが集まりつつあります。これらを元により良いメソッドの開発などに力を注いでいきたいですね。もっと学生たちの可能性を拡げられるようなアプローチをしていきたい。
景介 自分自身の道で活躍していく人が増えていけば、きっともっと世の中は豊かになっていく。こういう学びが自分の学生の頃にあったら良かったなって。昨日も2人でサウナに入りながら話していました。
翔太 そうそう、就活は人が成長するチャンスだ。だから就活は人を育てる教育だ。私たちは人財を輝かせる教育機関だ、これはすでに学校じゃないかって。そう思うと自分たちが描いていた夢にまた一歩近づけたような気がしますね。


■新井翔太さん 新井景介さんプロフィール


新井翔太 1991年生まれ。兵庫県出身。甲陽学院を経て京都大学総合人間学部へ進学。京都大学大学院にて現代思想・哲学を学ぶ。米国留学を経てドイツ銀行へ就職。弟・景介とともに2020年にAbuild就活を運営するNINJAPAN株式会社を設立。
新井景介 1994年生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業。身長187cmの体重100キロ。恵まれた体格を活かして高校時に米国の強豪チームにてプレー。帰国後は独立リーグで活躍する。大学在学中に起業、ライブ配信事業や人材紹介・派遣業界を経て兄・翔太と共にNINJAPAN株式会社の設立。同社共同代表。

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