あなたの会社はブラック企業? 「1日14時間労働」「昼休みが15分しかない」という人も
キャリコネニュース2019年10月30日(水)6時30分
大阪のIT企業、ロックシステムは10月29日、「ブラック企業」に関する調査結果を発表した。調査は10月中旬にネット上で実施し、全国の男女1000人から回答を得た。
回答者の中で「自分の働いている企業がブラック企業だと思う」と答えた割合はわずか10%だった。このほかの回答は「ブラック企業ではない」(60%)、「わからない」(30%)だった。男女別では、女性の12.84%、男性の8.49%が「(自分の職場を)ブラック企業だと思う」と回答。女性のほうが男性よりも「ブラック企業で働いている」と感じているようだ。
ブラック企業の3大要素 「異常に長い労働時間」「納得できない低い給与」「尊敬できない上司・経営者」
ブラック企業だと感じる理由について聞くと、「給与・手当等に関するもの」(37ポイント)が最多。次いで、「働く時間に関するもの」(30ポイント)、「上司に関するもの」(26ポイント)が多かった。
回答者たちの声では
「賃金が一定の時間でしか払われない仕事が増え勤務時間が増えても無料奉仕」
「1日14時間労働だから」
「昼休みが15分くらいしか取れないにも関わらず、出勤簿は60分と書いて帰宅時間で調整」
などと法律を無視した悪質なものや、「えこひいきや派閥があり、いじめがある」「パワハラがひどく、辞めていく人が多い。歓迎会をしたらすぐに送別会」と人間関係に関するものが多かった。
また、"ブラック企業"のイメージについては
「残業が多い」
「仕事がきつい割には給料が安い。勤務時間が長い」
「ひどい会社、ひどい上司、ひどい社風」
といった声が出ていた。中には、「何をもってブラック企業なの?」と曖昧なブラック企業の定義に戸惑う声や、「大半の中小企業はそんなもの」「だいたいブラック企業でしょ?」と諦めのような声もみられた。
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