「お父さん助けて!」小6の娘が友達と遊びに出かけた先で不審者につきまとわれてSOSを送ってきた

マイナビ子育て2021年11月19日(金)11時37分

ついこのあいだまで赤ちゃんだと思っていたのに、いつのまにか心も体も成長している子どもたち。その成長に親の方がついていけなくなってしまうこともあります。我が子の「性教育」を、いつ、どんな話から、どこまで伝えていったらいいのかーー悩める親たちがぶつかった「子どもの性の悩み」を明かしてくれました。

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小学校高学年〜中学生にもなると、家の外で思わぬトラブルに巻き込まれることも出てきます。今回は、小6の娘を持つパパさんからの投稿をご紹介します。

K-POPアーティストへの憧れから、大人っぽい洋服を着るように……

<投稿主:PN ごりっちゅさん 42歳男性 / 子:13歳女子>

(※写真はイメージです)

娘が小学校6年生だった時のことです。

K-POP系のアーティストの大人びたメイクと衣装に憧れるようになり、私からすれば「年相応じゃない」と感じるような露出度の高い服を着るようになりました。

周りのお友達も似たような格好の子が多く、本人たちは大人びたセクシーな服装がカッコいいと思っているようでしたが、私は父親という立場から心配で、「子どもがそういう格好をしていると、変な大人に目をつけられることもあるから気をつけなさい」と口を酸っぱくして言っていました。

「変な人に声を掛けられてしつこく付きまとわれている」

(※写真はイメージです)

そんなある日、娘がいつものように友達と遊びに行ったときのこと。突然、娘の携帯から着信がありました。

急いで電話に出ると「変な男の人に声をかけられて、しつこくつきまとわれていて怖い」というのです。

あわてて近場のお店に避難させ、お店の人に電話を代わってもらい、私から話をして娘たちを匿ってもらいました。ありがたいことにお店の人が不審者を追い払ってくれ、なんとか事なきを得ましたが、もしこれが人気のない場所だったら、1人になったところを尾けられていたら……命の危険すら感じるような事態に発展していたかもしれません。

「子どもを性的な目で見てくる大人は一定数いる」

(※写真はイメージです)

娘自身、この出来事に本気で恐怖を感じたといい、その日から数日ふさぎ込んでいた様子でした。

もちろんこうした事案で一番悪いのは、子どもを性的な目で見る大人のほうですが、そうした「変な大人」が一定数要ることは残念ながら事実で、子ども側も警戒心を持つことが必要です。

娘には「好きな恰好をしたいのはわかるけれど、年相応であってほしい。世の中には変な大人もいるのだから、危険な目に遭ってほしくないんだよ」とあらためて話し、ようやく理解してくれたようです。今は中学生になりましたが、以前よりも地味な服を自分で選ぶようになりました。

テレビやネットなどで大人の女性たちがセクシーな恰好で魅力的なパフォーマンスをしているのを見て、子どもながらに「イケてる」「カッコいい」と憧れることはあるでしょう。

しかしそれはあくまでテレビの世界であって、ステージの姿です。実際にそんな恰好で子どもが出歩いていたら違和感が強く、不審者の目にも止まりやすくなってしまうのではないかと思いました。

====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

防犯について、親子で共有を

不審者につきまとわれたらという娘さんやお友達は、本当に怖い思いをされたと思います。

親が我が子の身なりを心配に思う気持ちはよくわかります。しかし一方で、「年相応の服装でいれば、不審者を避けられる」わけではありません。特に性犯罪は被害者の服装次第で防止できるわけではなく、地味な服装であっても「おとなしそうだから騒がれないだろう」とターゲットに定める加害者もおり危険だという見方もあります。

下着が見えるような露出が多い服は盗撮被害などのリスクもあるため、十分に話し合うことが必要ですが、それと併せて「どのような場所・時間帯が危険か」「不審者に遭遇したときどう対応するか」などの防犯対策を親子で共有しておくことです。

ごりっちゅさんの場合、お子さんがすぐに親へ助けを求めることができたのは、不幸中の幸いだったといえます。何かあった時に子どもが「助けて」ということのできるような信頼関係を築くことも大切ですね。

(マイナビ子育て編集部)

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