体温何度で会社を休む?「38度以上」が6割 インフル予防接種を受けない理由は「面倒」「お金がかかる」「注射が嫌い」
FJネクストは11月28日、「単身生活者の病気・ケガへの備え」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、20〜30代の男女400人から回答を得た。
「病気になった時のことを考えると不安か」を聞くと、「とても不安」(16.3%)、「少し不安」(45.8%)の計6割以上の人が不安を感じていることが分かった。男女別で比較すると女性(68.5%)が男性(55.5%)を、年代別では30代(66.5%)が20代(57.5%)を上回った。
「39度以上で会社を休む」という人も14%
「不安を感じる」と答えた人に理由を聞くと「近くに頼れる人がいない」「ひとりでは病院に行けない」「食事を作る人がいない」といった声のほか、「胃腸炎で関節がものすごく痛く、高熱を出した時は薬も買いに行けず本当に大変だった」などの経験談も寄せられた。
一方、「不安はない」と回答した人からは「すぐに治る」「ほとんど病気になったことがない」など、これまでの体験に基づく自信がうかがえた。
発熱した際に、体温が何度以上になったら仕事・学校を休むかを聞いたところ、最多は「38度」(42.5%)だった。次いで、「37.5度」(17%)、「37度」(16.8%)と続く。39度以上と回答した人も14%いた。平均値は「37.9度」。38度以上で休むという人は60.8%となった。
インフルエンザの予防接種については「毎年している」(31.5%)という人が3割にとどまった。一方、過半数は「直近3年でしていない」(52.8%)と回答。理由としては「面倒だから」「お金がかかる」「注射が嫌い」などが挙げられた。
毎年していると答えた人の大半は、勤務先が義務化しているケースが多く、半数以上から「会社の規定」「会社が補助する」といった声が寄せられた。
風邪かな?と思った時の対策「睡眠をとる」が7割
自身の病気・ケガへの備えを100点満点で採点してもらうと、平均値は43.4点だった。男性より女性、20代より30代のほうが厳しい採点を付ける傾向にあった。
「風邪かな?」と感じた時にどうするかを聞くと、最も多かったのが「睡眠をとる」(66%)。以降、「市販薬を服用」(59.3%)、「栄養のある食事を摂る」(38.5%)、「病院に行く」(30.5%)、「栄養ドリンクを飲む」(26%)と続いた。
自宅で「薬を常備している」という人は77.3%。種類別では「風邪薬」が最多で84.5%が常備している。2位以降、「頭痛薬」(59.2%)、「目薬」(52.8%)、「解熱鎮痛剤」(50.8%)、「胃腸薬」(40.8%)と続く。一方、「自宅に救急箱がある」と答えた人は30.5%にとどまった。
男性が選ぶ病気の時に看病してほしい有名人トップ3は「新垣結衣」「石原さとみ」「深田恭子」と女優陣が独占。4位以降も「本田翼」「綾瀬はるか」「有村架純」と続いた。一方、女性のトップ3は「田中圭」「新垣結衣」「マツコ・デラックス」とバラエティーに富んでいた。
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