3連休 北陸で雨雪強まる 二次災害に警戒 成人の日は厳しい寒さ

2024年1月5日(金)18時0分 tenki.jp

北陸地方は明日6日〜7日は警報級大雨となる可能性があり、再び土砂災害に注意、警戒が必要。3連休の中日となる7日から上空に強い寒気が南下し、北陸の雨は次第に雪に変わる見込み。積雪や路面凍結など交通に影響する恐れも。8日成人の日は各地で厳しい寒さに。

明日6日 日本海側を中心に雨や雪 被災地で雨強まる

明日6日は、北日本を気圧の谷が通過し、日本海側を中心に大気の状態が不安定となるでしょう。
北海道や東北は、日本海側は断続的に雪や雨が降り、太平洋側もにわか雨やにわか雪の所がありそうです。
北陸は雨が降ったりやんだりで、雷を伴う所もあるでしょう。地震の揺れが大きかった地域では、少しの雨でも土砂災害が発生しやすくなるため、引き続き、安全なところでお過ごしください。
関東から西の太平洋側は広く晴れますが、中国、四国や九州では午前中に一時的に雨が降る見込みです。
明日6日の最高気温は平年を上回る所が多く、東京都心は17℃の予想で4月上旬並みです。北陸から北の日本海側は今日5日よりやや低めの気温となり、被災地では寒さが増す見込みです。

7日夜〜被災地に大雪をもたらす寒気流入

明後日7日は次第に冬型の気圧配置が強まり、7日午後から8日にかけて、日本の上空には強い寒気が南下する見込みです。
上空約1500メートル付近にはマイナス6℃以下の、平地に雪を降らせるレベルの寒気が日本列島をすっぽりと覆うでしょう。
また、北陸地方の上空約5500メートルにはマイナス33℃以下の強烈な寒気が流れ込む見込みです。地震の揺れが強かった能登半島の輪島市付近には、大雪の目安となるマイナス36℃以下の強烈な寒気が流れ込むでしょう。

7日〜8日 北陸から北の日本海側で大雪 被災地で積雪・路面凍結の恐れ

明後日7日は、日本海側は雨から次第に雪に変わるでしょう。
なお、7日は日本海には風と風がぶつかり合う「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が形成されるため、活発な雪雲が北陸地方に集中的に流れ込み、短時間で積雪が急増する恐れがあります。北陸の被災地も、地震の後初めて、まとまった雪が降る見込みです。7日から8日にかけて、予想よりも寒気が強まったり、同じ地域で雪が降り続いた場合には「警報級の大雪」となる可能性があります。地震の影響で道路が寸断するなどすでに影響が出ている状況ですが、路面状況が更に悪化することが考えられるため、交通の影響にもご注意ください。
また、7日は北海道は、低気圧周辺の発達した雪雲の流れ込みが続き、大雪や吹雪となる所があるでしょう。8日にかけては大雪や着雪、なだれなどに十分ご注意ください。

7日は太平洋側も一時雪や雨 8日・成人の日は晴れる所も真冬の寒さ

明日6日からの3連休は太平洋側は晴れる所が多くなります。ただ、7日夜から8日朝にかけては強い寒気が南下し、風が収束する所で一時的に雪や雨が降るでしょう。東海や関東甲信も一時的ですが、雪の降る可能性があります。長野県や群馬県の山沿いでは大雪となる恐れがあるため、8日朝の交通の影響などにご注意ください。
8日は成人の日ですが、晴れるエリアも風が身に沁みるような寒さとなるでしょう。全国的に真冬の寒さになるため、成人式など外出は万全な防寒対策が欠かせません。暖かくしてお出かけください。

できる限り暖を取って 新聞紙で暖を取る方法

北陸も7日と8日は、特に厳しい寒さに注意が必要です。
物資が行き届かない状況が続いて、なかなか思うように備えるのは難しいかもしれません。段ボールやアルミホイル、新聞紙など、身近なもので、できる限り、暖を取ってください。
例えば、新聞紙を数枚重ねて肩からはおる、お腹に巻き付けて上からラップを巻く、靴下と靴下の間に新聞紙をはさむなど、新聞紙を使って空気の層を作ることで、寒さを和らげることができます。少しでも体調を崩さず過ごせるように、対策をとってください。

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