毛布やシーツが乾きにくい冬 早く乾かす「三角干し」とは?

2021年1月7日(木)5時0分 ウェザーニュース

2021/01/07 04:50 ウェザーニュース

冬に乾き具合が気になるものの、乾燥機も使いづらい毛布やシーツ。すっきり乾かす裏技を洗濯のプロに教えていただきます。

毛布やシーツは「三角干し」!

日の短い冬は、洗濯物が乾きにくくなるものです。特にやっかいなのが、毛布やシーツなどの大物です。肌が直接触れるものなので、なるべくこまめに洗濯したいのですが、夕方になってもどこか湿っているようで気になります。
「洗濯物には、それぞれ適した干し方があり、乾き具合や生地のダメージに違いが出ます。毛布やシーツのように面積が大きい洗濯物におすすめなのが、『三角干し』です」と、宅配クリーニングのリナビス広報担当・浅見ゆかりさんはアドバイスします。
三角干しとは、初めて聞く干し方です。なぜ、乾きやすいのでしょうか。
「三角干しは、毛布やシーツなど対角線状に2つに折って干す方法です。一般的な干し方では、毛布やシーツの端が四角く重なった状態になりますが、三角干しでは下向きの三角が2枚ずれた状態になります。このように干すと、角の一番下の1点に向かって水分が集まり、乾きやすくなるのです。
三角干しは、クッションカバーやバスマットのような、厚みがあって乾きにくいものを干すのにもおすすめです」(浅見さん)

スペースが狭くても乾きやすい干し方は?

ただ、三角干しは対角線状に物干し竿に干することになるため、幅を広く必要とします。
「スペース的に三角干しにするのが難しい場合は、『じゃばら干し』『M字干し』にしてもいいでしょう。この2つの干し方のポイントは、風通しがよくなることです。
じゃばら干しは、角型ピンチハンガーを使ってシーツなどをじゃばら状に干します。じゃばらにすることで、長い物でもスペースを取らずに、風通しよく干すことができます。
M字干しは、物干し竿を2本またぐようにして、毛布などをM字に干します。毛布のように重さがあって角形ピンチハンガーが使えないものでも、狭いスペースで風通しよく干せるので、しっかり乾きます」(浅見さん)
物干し場の環境に合わせて選ぶといいですね。
「ほぼ毎日するお洗濯ですが、工夫次第で効率がずいぶん違います。ぜひ、『三角干し』『じゃばら干し』『M字干し』を実践してみてください」(浅見さん)
シーツや毛布など大物もすっきり洗い、毎日気持ちよく使いたいものですね。

参考資料など

取材協力:宅配クリーニングのリナビス(https://rinavis.com/)

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