北海道 冬の嵐に!?大雪や猛ふぶきに警戒 回復はいつ頃?

2022年1月11日(火)12時56分 tenki.jp

低気圧が急速に発達しながら明日(12日)にかけて北海道を通過し、通過後は強い冬型の気圧配置となる見込みです。北海道では広い範囲で雪が降り、大雪や大荒れの天気となる恐れがあります。金曜日(14日)にかけては日によって雪や風の強まる地域が変わっていきそうです。

明日午前にかけての雪や風の中心は太平洋側

今日(11日)は全道的に雪が降り、広い範囲で降り方が強まる見込みです。雪のピークは今日午後から明日午前中にかけてで、特に十勝地方など太平洋側を中心に雪の量が多くなる恐れがあります。明日正午までの24時間で降る雪の量は、多い所で60センチに達する見込みです。また、風も強まってふぶく所が多くなるでしょう。今日予想される最大瞬間風速は陸上で30メートル、明日の最大瞬間風速は陸上で35メートルと、非常に強い風が吹く見込みです。
大雪や猛ふぶき、ふきだまりによる交通障害に警戒し、最新の気象情報や交通状況をこまめに確認するようにしてください。
また、南から暖かい空気が流れ込むため、湿った雪となる所が多く、道南方面などでは雨のまじる所もありそうです。湿った雪でふぶくとなると、電線への着雪や倒木によって停電が起こる可能性もあります。万が一に備えて、携帯ラジオや充電器、防寒具を用意するなど、事前に対策をしておくとよさそうです。

明日午後から雪や風の中心は日本海側やオホーツク海側に

低気圧が発達しながら通過した後は、北海道付近は強い冬型の気圧配置となります。雪の中心は日本海側やオホーツク海側に変わり、雪や風の強まる所が多くなりそうです。明後日(13日)は留萌や上川、空知地方など日本海側を中心に雪が強まり、局地的に大雪となる恐れがあります。
また、風も強まって猛ふぶきとなる所もあるでしょう。風のピークは明後日(13日)までですが、14日も沿岸などではふぶいて見通しが悪くなる恐れがあります。
車を運転していて、急にホワイトアウト状態となることもありそうです。ホワイトアウトになって見通しがきかなくなった場合は、無理して運転を続けず、近くの駐車場などでいったん車を停めて回復を待つなど対策を心がけてください。また、万が一の立ち往生に備えて、車には牽引ロープやスコップ、食料や水、防寒具などを用意しておくとよさそうです。
なお、札幌周辺でも今夜から明日の昼頃にかけては雪が強まる見込みです。また、14日にかけて雪雲の入りやすい風向きが続くため、、まとまった雪の量となりそうです。札幌の11日正午時点の積雪は42センチで平年の9割程度となっていますが、今週末にかけて一気に積雪が増える恐れがあります。通勤などの際は時間に余裕を持ち、雪かきは複数回に分けて体を休めながら行うようにしてください。

回復はいつ頃?

土曜日(15日)になると冬型の気圧配置はようやく緩み、日本海側の雪もおさまる見込みです。また、気圧の傾きも次第に小さくなるため、風も弱まる所が多くなるでしょう。
天気が回復しても、金曜日までに大雪となった地域では、雪山が高く積もったりなど影響が残りそうです。ドライバーの方はもちろん、歩行者も事故のないように十分注意してください。

tenki.jp

「北海道」をもっと詳しく

「北海道」のニュース

「北海道」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ