今日15日~16日 北海道から北陸は猛吹雪や警報級の大雪の恐れ 交通障害に警戒

2024年1月15日(月)5時48分 tenki.jp

今日15日から明日16日は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込むでしょう。北海道から北陸を中心に冬の嵐に。猛吹雪や大雪の恐れがあります。

冬型の気圧配置が強まる

今日15日、千島近海には低気圧があって、発達しながら東よりへ進んでおり、低気圧から延びる寒冷前線が東日本から西日本を通過しています。
前線の通過後から明日16日にかけて日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北日本から東日本の上空約5500メートルにはマイナス36℃以下の寒気が流れ込むでしょう。

猛吹雪や大雪に警戒

今日15日から明日16日にかけて、北海道から北陸を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、海上では大しけとなるでしょう。また、北海道の日本海側から北陸では大雪となる所がある見込みです。
猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒が必要です。なだれや屋根からの落雪にも注意してください。電線に着雪し、停電となる可能性もありますので、懐中電灯や暖をとるものを用意しておくと安心です。
また、能登半島地震で損傷を受けた家屋では、積雪の重みによる倒壊にも注意が必要です。

予想される最大風速

今日15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
北海道地方:23メートル(35メートル)
北陸地方:20メートル(30メートル)
東北地方:18メートル(30メートル)
明日16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
北陸地方:20メートル(30メートル)
北海道地方:18メートル(30メートル)
東北地方:15メートル(30メートル)
今日15日に予想される波の高さは
北海道地方、東北地方:6メートル
北陸地方:5メートル
明日16日に予想される波の高さは
北海道地方、東北地方、北陸地方:5メートル
雪を伴って風が非常に強く吹き、見通しが悪化する恐れがあります。

予想降雪量

明日16日6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で
北陸地方:70センチ
東北地方、関東甲信地方:60センチ
北海道地方:50センチ
明後日17日6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で
北陸地方:30から50センチ
北海道地方、東北地方、関東甲信地方:20から40センチ
山間部を中心に積雪が増えるでしょう。平地でも積雪となり、路面状況が悪化しそうです。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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