東北は短時間に激しい雪で積雪急増のおそれ 暴風による吹雪にも警戒

2021年2月4日(木)10時30分 ウェザーニュース

2021/02/04 10:18 ウェザーニュース

今日4日(木)は前線を伴った低気圧が日本海を東へ進んでいます。このあと、昼過ぎにかけて東北を通過する予想です。
低気圧通過時には、周辺では暴風や激しい雪、落雷やひょうなどにも警戒をしてください。

夜中から雪が強まっているところも

秋田県秋田市より(4日8時前に撮影)

低気圧に向かってやや暖かな空気が流れ込んでいるため、東北や北陸では湿った重たい雪が降っています。昨夜から今朝3時までの6時間で秋田市では23cmも積雪が増えるなど、強い雪となりました。

1時間に10cm近く積もる激しい雪に警戒

予想積雪量 5日(金)9時までの24時間

このあとも、東北や北陸では、さらに雪が降り続く見込みです。
低気圧の中心付近にあるもっとも発達した雪雲が通過する昼前後は、内陸部で1時間に5〜10cm積雪が増えるほどの激しい雪が降るとみられます。
大気の状態が非常に不安定になるので、竜巻などの突風や落雷、ひょうやあられなどにも警戒が必要です。
低気圧通過後は冬型の気圧配置となり、日本海からの雪雲が流れ込みやすくなります。
明日5日(金)の朝にかけては、東北南部から北陸にかけての山沿いなど多いところでさらに50cm以上の積雪が増える予想です。

雪崩や落雪、路面状況の悪化に注意

これまでの雪に加えて、新たに湿った雪が降り積もるため、雪崩や屋根からの落雪が起こりやすくなります。雪かきの際は安全を第一に考えて、必ず複数人で作業をするようにしてください。
また、気温が上がって路面状況が悪くなることも考えられます。歩いたり車を運転する際は、滑りやすくなっているので注意が必要です。
低気圧が通過した後は再び寒気が南下して気温が下がります。夜間は路面凍結路面に注意をしてください。

暴風による視界不良にも警戒

また、低気圧に向かう風が非常に強まることが予想されています。そのため、東北や北陸では暴風警報や暴風雪警報が発表されているところがある状況です。
夕方にかけて暴風が吹き荒れやすい状態が続き、吹雪で視界不良になることが懸念されます。風が強いタイミングでは、外出をできるだけ控えてください。

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