アメリカを南北に伸びる長い前線が通過 雷雨やトルネードのおそれ
2025年4月19日(土)10時15分 ウェザーニュース

2025/04/19 10:02 ウェザーニュース
南北に長く伸びる前線がアメリカを通過中です。気象当局は広い範囲で雷雨やトルネードのおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
すでにトルネードが発生した地域も
五大湖の南を通過中の低気圧から南西方向に長く前線が伸びていて、その南端はアメリカ南部まで達しています。前線の南にはメキシコ湾からの暖かな空気、北からは冷たい空気が流れ込んでいて、前線の活動は活発です。
低気圧や前線に伴う非常に長い雨雲の帯が通過中で、局地的に雨が強まっています。発達した雨雲が通過したネブラスカ州では、雹(ひょう)やトルネードに見舞われました。
前線の動きが遅いため現地時間の19日(土)にかけては、オクラホマ州やミズーリ州を中心に荒天となる見通しです。アメリカ海洋大気庁の機関であるStorm Prediction Centerは5段階の荒天リスクのうち、上から2番目にあたる情報を発表し、警戒を呼びかけています。