東京、西と東で天気が真っ二つ

2020年5月10日(日)14時11分 ウェザーニュース


2020/05/10 14:10 ウェザーニュース

今日10日(日)は、日本海の低気圧と低気圧から延びる前線が通過して北海道から九州の広い範囲で雨が降る中、都内では場所によって天気がクッキリと分かれていました。

天気の分かれ目は風向きの分かれ目

アプリウェザーニュースからの天気報告

アプリウェザーニュースからの12時現在の天気報告を見ると、神奈川から東京、埼玉、群馬や栃木で雨雲の間に入り、ぽっかりと晴れている事がわかります。
また、東京だけ見ると、23区内は東部を中心に雲が多く一部で雨が降っているのに対して、23区の西部や多摩エリアでは青空が広がっています。
この違いはどこから来るのでしょうか。

衛星画像から解説

理由は地形と風向きです。
関東西部では西寄りの風が吹いて雨雲が西から迫ってきています。ただ、雨雲は関東山地の山々を乗り越えることができずにフェーン現象が発生。
高温で乾燥した空気が山を駆け下りて関東西部や北部では晴天になっています。一方、関東南岸では南西の風が吹いていて横浜市や23区東部、千葉県には湿った空気がダイレクトに流れ込んで低い雨雲が発生して弱い雨を降らせています。
気温や日照時間を比べても差は歴然としていて東京の12時までの最高気温は22.9℃。練馬は26.4℃を観測して夏日になりました。正午までの練馬の日照時間は169分で東京(34分)の約5倍です。
午後も風向きの傾向が大きく変わることはなく、都心の東部や千葉県エリアでは雲が多い天気が続くと見ています。ポツポツと弱い雨が降る可能性があるので、折りたたみ傘があると安心です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)


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