東海から甲信は強雨で冠水も 山沿いでは雨量増加し土砂災害警戒
2023年6月2日(金)11時45分 ウェザーニュース
2023/06/02 11:31 ウェザーニュース
今日2日(金)は本州付近に梅雨前線が停滞しています。前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込んでいるため、活動が非常に活発です。東海や甲信では断続的に強い雨が降っていて、道路が冠水している所があります。
局地的に激しい雨を観測
東海では沿岸部を中心に朝から雨が強まっていて、活発な雨雲は次第に内陸部や山沿いへと拡大しています。
11時30分までの1時間には愛知県新城市・作手で38.0mm、蒲郡市で31.5mm、静岡県浜松市・佐久間で32.0mm、長野県阿智村・浪合で31.0mmの激しい雨を観測しました。蒲郡市内では激しい雨によって一部の道路が冠水している状況です。
また、愛知県東部から静岡県西部では河川の水位が高くなってきました。
この後、さらに雨が強まり線状降水帯形成も
2日(金)夕方の雨雲の予想
これから夕方にかけて雨のピークになるとみられ、活発な雨雲がかかるタイミングでは、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
総雨量は静岡県や愛知県の山沿いで300mm以上、長野県南部では200mm以上に達し、線状降水帯が形成された場合は、さらに雨量が増加する見込みです。
山間部では土砂災害の危険性が高まり、静岡県内では主要河川の上流部で雨量が増加することから、増水や氾濫に警戒が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)