北陸 警報級の大雨リスク続く 7月1日頃にかけて梅雨前線本体の活発な雨雲かかる

2023年6月29日(木)17時49分 tenki.jp

北陸地方では、このあと7月1日頃にかけて、梅雨前線本体の活発な雨雲がかかり、広い範囲で大雨となる見込みです。雨の降り方に十分注意・警戒して下さい。

北陸で大雨となる前線南下型の危険な気圧配置

北陸地方では、湿った空気と上空の寒気の影響で、今朝にかけて記録的な大雨となった所がありました。
このあと、明日30日は梅雨前線は大陸から日本海に延び、前線上の低気圧は7月1日にかけて北日本を通過する見込みです。この前線は30日から7月1日にかけて北陸地方をゆっくり南下するでしょう。低気圧や前線に向かって、大雨ポテンシャルの高い暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となる見込みです。北陸地方は大気の状態が不安定となり、広い範囲で大雨となるでしょう。7月1日頃にかけて 土砂災害、低地の浸水、河川や用水路等の増水、落雷や竜巻などの激しい突風等に注意・警戒して下さい。また、ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも十分ご注意ください。

警報級の可能性 7月1日頃にかけて北陸4県全域が対象

29日までは局地的・短時間に降水が強まる降り方が主体でした。ただ、30日〜7月1日頃にかけては、梅雨前線が東西方向に延び、広い範囲で雨雲がかかり雨の降り方が変わるでしょう。前線の活動の程度や南下が予想より遅れると、警戒期間が長引く可能性もあります。
今一度、下記を確認するようにして下さい。
① 最新のハザードマップをみて、避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。複数の避難場所や避難経路を念頭に入れておくことも大切です。
② 非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
③ 自宅周辺の側溝など排水が問題なく行われることを確認しておきましょう。
④ 重要な資産を少しでも高い安全な場所に移動できないかを検討するようにして下さい。

週間予報 5日頃からは再び前線が日本海まで北上し大雨の可能性

30日〜7日1日頃にかけて、梅雨前線は日本海から北陸地方をゆっくり南下する見込みです。北陸地方は各地で大雨となり局地的に激しい雨や雷雨がありそうです。最高気温は30℃以上の真夏日となる所もある予想で、ムシムシとするでしょう。こまめに水分や塩分を摂るなどして熱中症には十分注意して下さい。
2日〜4日は、梅雨前線は南に下がり、天気は一旦回復傾向となるでしょう。雲は多めながら北陸西部を中心に晴れ間も広がる見込みです。ただ、3日〜4日は、上空に寒気を伴った気圧の谷が北陸地方を通過するでしょう。気温の上がる午後を中心にあちらこちらで雷雲が発生し、局地的に激しい雨や雷雨がありそうです。屋外作業をする方は注意して下さい。
5日〜6日頃は、梅雨前線が再び西から北上し、前線上を低気圧が東進する見込みです。前線に沿うように西から非常に湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるでしょう。北陸地方では再び大雨となる可能性があります。今後の情報に注意して下さい。

1ヵ月予報 大雨に注意 気温は高く暑さや農作物の対策を万全に

6月29日、新潟地方気象台は、北陸西部の福井・石川・富山と北陸東部の新潟の4県を対象とした「北陸地方の向こう1か月の天候の見通し」を発表しました。
これによると、平均気温は、「暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月は高い」予想となっています。
6月20日の3か月予報の7月の平均気温は、「ほぼ平年並み」の予想となっていましたが、暖かい空気に覆われやすい見通しに変わってきました。
次に、降水量は、「低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並か多い」予想となっています。この先は、太平洋高気圧が北への張り出しをやや強め、日本海は、湿った空気の通り道となりやすく、低気圧や前線が次々と通過することが予想されます。梅雨の最盛期となっています。改めて大雨への備えを万全にして下さい。

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