大型で非常に強い勢力の台風5号 沖縄・先島は大しけのおそれ

2023年7月26日(水)7時20分 ウェザーニュース

2023/07/26 07:22 ウェザーニュース

7月26日(水)6時現在、大型で非常に強い勢力の台風5号(トクスリ)はフィリピンの北・バシー海峡を西に進んでいます。明後日28日(金)朝にかけて台湾の西側を進む予想で、沖縄では先島諸島を中心に高波や強い風、雨に注意が必要です。
▼台風5号 7月26日(水) 6時
 中心位置   バシー海峡
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     西 15 km/h
 中心気圧   925 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s

海は高波 うねりも加わり危険

27日(木)12時の波浪予想

台風は発達を続け、中心気圧は925hPaまで下がりました。暴風域の半径は185km、強風域の半径は605kmと、大型で非常に強い勢力を保っています。今日が発達のピークで、夜にかけては勢力を維持したまま、北上するとみられます。
大型ということもあり強い風の吹く範囲が広く、沖縄ではすでに波が高く、先島諸島近海では明日27日(木)にかけて大しけの状態が続く見込みで、うねりも加わって波が非常に高くなるため、海には決して近づかないでください。
風の強まりにも注意が必要で、今日は東寄りの風が強く吹き、明日はだんだんと風向きが南寄りに変わっていく見通しです。
また、沖縄本島も含めて、台風周辺の非常に暖かく湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達し、強い雨が断続的に降るおそれがあります。横殴りの雨で視界が悪くなる可能性があるため、雨が強い間はできるだけ外出を控えた方がよさそうです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「トクスリ(Doksuri)」は韓国が提案した名称で、わし(鷲)を意味する語からとられています。

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