きょう28日 九州~北海道 急な雷雨や非常に激しい雨に注意 沖縄は高波に警戒

2023年7月28日(金)6時49分 tenki.jp

きょう28日(金)、大気の状態が非常に不安定になり、九州から東北は所々で雨や雷雨になるでしょう。局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。北海道も東部を中心に、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。沖縄は台風5号の影響が続き、高波に警戒が必要です。

天気の急変に注意

きょう28日(金)も本州付近は太平洋高気圧に覆われるでしょう。ただ、上空の寒気や日中の気温上昇の影響で西日本から北日本で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。午後ほど発雷確率が高くなります。
九州から東北はジリジリと強い日差しが照り付けますが、午後は山沿いを中心に所々で、にわか雨があるでしょう。雷を伴ってバケツをひっくり返したような激しい雨や滝のような非常に激しい雨の降る所もありそうです。雨雲を流す風が弱いため、発達した雨雲の動きが遅くなり、局地的に大雨となる可能性があります。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。北海道も東部を中心に、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。ザッと雨脚の強まることもありそうです。
夏休み期間で、屋外のレジャーなどにお出かけされる方もいらっしゃると思いますが、天気の急変に注意が必要です。

沖縄 台風5号の影響続く 高波に警戒

大型で強い台風5号は、南シナ海を北上し、きょう28日(金)は中国大陸へ進む見込みです。
沖縄の先島諸島の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなっています。きょう28日(金)夕方にかけて、うねりを伴う高波に警戒してください。沖縄本島地方の沿岸の海域ではうねりを伴いしけており、29日(土)にかけてしけや波の高い状態は続くでしょう。海水浴シーズンですが、海のレジャーはご注意ください。また、きょう28日(金)まで風の強い状態が続く見込みです。強風にも注意が必要です。
きょう28日(金)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:6メートル
沖縄本島地方:4メートル
29日(土)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:4メートル
沖縄本島地方:3メートル
きょう28日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
先島諸島:18メートル(30メートル)
沖縄本島地方:15メートル(25メートル)

ゲリラ豪雨の前兆

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。

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