週間天気 秋雨前線と台風の動向に注目 強雨や大雨に警戒

2022年8月30日(火)15時0分 ウェザーニュース

2022/08/30 14:45 ウェザーニュース

■この先1週間のポイント■

・秋雨前線の停滞で長雨、大雨のおそれも
・台風11号の進路に注意
・朝晩は暑さ和らぐも昼間は蒸し暑い

秋雨前線の停滞で長雨、大雨のおそれも

週間天気図 9月1日(木)〜6日(火)

週末にかけて、前線や低気圧が本州付近に停滞します。そのため、東北から九州の広い範囲で雨の降りやすい日が続く見込みです。南から非常に湿った空気が流れ込むため、局地的に強雨や雷雨の可能性があります。
特に前線に近い北日本や北陸、山陰を中心に雨が強まりやすく、大雨となるおそれがあります。道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒し、こまめに最新情報をご確認ください。

台風11号の進路に注意

台風11号 進路予想図

8月30日(火)12時現在、非常に強い勢力の台風11号(ヒンナムノー)は日本の南の海上を西に進んでいます。明日31日(水)には南大東島付近を通過し、その後は沖縄周辺で動きを遅くする見込みです。
沖縄では影響が長引くおそれがあるため、台風への対策はもちろん、備蓄なども進めておくと良さそうです。
台風は、週末以降は次第に北寄りに進路を変えるとみられますが、進路の予報円が大きく、かなり予報の幅が大きくなっている状況です。進路次第で各地への影響も変わる可能性があるため、今後の情報に注意してください。
また、台風が南の海上に離れていても、本州に停滞する秋雨前線に暖かく湿った空気を供給して、前線の活動が活発になるおそれがあるため、警戒が必要です。

朝晩は暑さ和らぐも昼間は蒸し暑い

前線の北側に入る北海道はカラッとした空気が入り、秋らしさを感じられる体感となります。関東なども、朝晩は涼しさを感じられる日があり、季節の歩みを感じられそうです。
ただ、太平洋高気圧や台風の影響で暖かく湿った空気が入りやすく、西日本や東日本では、昼間は30℃前後の蒸し暑さが続く見込みです。特に日差しが届くとグッと気温が上がる可能性があります。
日々の気温を確認し、服装選びにご注意ください。

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