中国地方 6日夜~7日 西部を中心に大荒れの天気に

2020年9月4日(金)15時14分 tenki.jp

きょう(4日)午後2時30分現在、非常に強い台風10号は、中心付近に輪郭のはっきりとした眼が見られ、急速に発達を続けていることがわかります。
台風は、今夜には特別警報級(中心気圧930hPa以下、または最大風速50メートル以上)の勢力へと発達し、6日夜から7日にかけて中国地方に大きな影響を及ぼすおそれがあります。

7日は山口県を中心に暴風域に入るおそれ

きょう(4日)正午現在、日本の南に中心のある非常に強い台風10号は、今夜には特別警報級に発達し、6日の朝には南西諸島に接近する見込みです。
その後は最盛期を過ぎるものの、7日には非常に強い勢力で九州の西の海上を北上するでしょう。
台風が予報円の中心を通った場合、中国地方は6日夜から7日の日中にかけて最も影響が大きくなる見込みです。また、予報円の東側を通った場合には、山口県を中心に風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

中国地方への影響

台風10号が最も中国地方に接近するのは、7日の日中になる見込みです。
台風に近い山口県を中心に、広島県や島根県でも非常に強い風が吹き、大荒れの天気になるおそれがあります。
日本海の沿岸はうねりを伴って大しけになり、瀬戸内海の沿岸でも波が高くなる見込みです。
また、中国地方の西部には台風を取り巻く暖かく非常に湿った空気が流れ込むため、6日から7日にかけては激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。
さらに、沿岸部では満潮時を中心に高潮のおそれもあります。

台風の接近に備えて

台風10号の北上に伴って、中国地方では暴風と高波に対しては警戒が、大雨と高潮に対しては注意が必要です。自分のいる場所ではどのような災害が起こりやすいのかを、あらかじめハザードマップで確認することが大事です。
そして、台風が接近し暴風で避難が難しくなる前に、早め早めの安全確保が必要です。
なお、台風の進み方によっては風や雨のピークが変わってくるため、常に最新の情報をご利用ください。

tenki.jp

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