東北太平洋側 今週は大雨警戒 元台風12号と次の台風の影響で

2023年9月4日(月)17時43分 tenki.jp

元台風12号由来の暖かく湿った空気の影響で栃木県内では猛烈な雨が降り続き、東北の太平洋側にも活発な雨雲が流れ込んでいます。今夜から5日明け方は活発な雨雲が福島県から宮城・岩手県へ移る予想で、低い土地の浸水や土砂災害などに注意・警戒が必要です。今週の三陸沿岸は6日も雨量が多くなり、発生が予想される次の台風の進路次第で週後半も雨が強まる可能性があります。4日は仙台などで連続真夏日記録は途絶える見通しですが、週末は再び残暑が厳しく熱中症に警戒が必要です。

5日(火)明け方にかけて 大雨警戒

台風12号から変わった熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響で、4日(月)日中は福島県浜通りを中心に大雨になりました。午後4時20分までの24時間降水量は福島県いわき市山田で101.0ミリ、同川内村で101.5ミリなどを観測し、福島県浜通りには大雨・洪水警報の発表されている地域があります。
活発な雨雲はこのあと北上し、福島県の大雨は日付の替わる頃までの予想ですが、宮城県・岩手県ではあす5日(火)明け方にかけて大雨の恐れがあります。
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。
【予想24時間降水量(多い所・〜5日(火)午後6時)】
宮城県・岩手県100ミリ
福島県60ミリ

6日(水)も東北太平洋側で大雨の恐れ

6日(水)も上空の気圧の谷が通過する影響で東北太平洋側で大雨の恐れがあります。今のところ宮城県が中心で、1日に100ミリ前後の大雨が予想されます。
大雨が続いて、総雨量が多くなる恐れがあります。地盤が緩みますので、土砂災害などに十分注意が必要です。

8日(金)頃は次の台風が影響か

8日(金)頃は、次の台風の影響を受けるかもしれません。
台風の卵が日本の南を北上中で、5日午後3時までに台風になる予想です。その後、三陸沖を北上する見込みで、東北地方には8日(金)頃に最も接近する見込みです。
台風としてはあまり発達しない見込みですが、熱帯由来の暖かく湿った空気が吹きつけると、岩手県の北上高地や宮城県の西部山沿い、福島県の阿武隈高地の東斜面で雨雲が発達する可能性があります。
今後の情報にご注意ください。

真夏日途絶えるも 週末は再び猛烈残暑 熱中症に警戒

きょう4日(月)は雨の降る仙台や福島で最高気温が30℃に届いていません。きのう3日(日)まで真夏日の連続記録を更新していましたが、仙台は22日間、福島は44日間で途絶える見通しです。
5日(火)は各地で真夏日になる予想ですが、その後は雨で暑さが緩みそうです。それでも湿度は高く蒸し暑いので、熱中症には注意しましょう。
一方、9日(土)以降は各地で再び30℃以上の厳しい暑さが戻り、日本海側では35℃近い猛烈な残暑になりそうです。
週末は再び熱中症に警戒が必要です。

tenki.jp

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