近畿地方で昨日「木枯らし1号」 13年ぶりの遅い記録
2018年11月23日（金）11時0分 ウェザーニュース
2018/11/23 11:08 ウェザーニュース
日本付近は昨夜から西高東低の冬型の気圧配置となって、各地で冷たい北風が吹いています。
大阪管区気象台は、昨日22日(木)に近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。
昨年より23日遅く、13年ぶりの遅さ
昨夜の大阪府浪速区
昨日22日(木)の大阪では、14時21分に北北西の風 10.8m/sの最大風速を観測しています。
近畿地方の木枯らし１号は、昨年に比べて23日遅く、11月下旬までずれ込んだのは2005年以来13年ぶりになります。
昨夜21時の天気図 西高東低の冬型の気圧配置となっている
◆近畿各地の最大瞬間風速（22日）
大阪 北北西 10.8 m/s
神戸 北西 13.6 m/s
彦根 北西 14.8 m/s
奈良 北 12.6 m/s
和歌山 北北西 13.6 m/s
「木枯らし1号」とは
『木枯らし1号』は、晩秋から初冬にかけて、その年初めて吹く強い北風のことで、観測された場合に気象庁や気象台から発表があります。
発表されるのは東京地方と近畿地方に限られており、それぞれの定義が若干違っています。
【東京地方】
・時期 10月半ば〜11月30日
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向 北から西北西の間
・風速 最大風速が8m/s以上
【近畿地方】
・時期 二十四節気の霜降〜冬至
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向 北北東から西北西の間
・風速 最大風速が8m/s以上
また、発表されるのは1号だけで、木枯らし2号や3号の発表はありません。
23日(金)も北風が冷たい一日
23日の天気予報
今日23日(金)も冬型の気圧配置が続き、北風の強い状況が続きそうです。近畿中部や南部では日差しが戻っていますが、風が冷たく冬を感じる寒い１日となります。防寒を万全にお出かけください。
