北海道の1か月予報 寒さも底が見えた? 年末年始頃は平年よりかなり高い気温に

2023年12月21日(木)15時56分 tenki.jp

向こう1か月の北海道は、冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は平年より高いでしょう。特に2週目(12月30日〜1月5日)は気温が平年よりかなり高くなる見込みです。12月中旬は厳しい寒さとなった道内ですが、寒さはいったん終わりそうです。年末年始頃はこの時季としては暖かく感じられる日もあるでしょう。降雪量も日本海側では平年より少ない見込みです。

1週目(12月23日〜29日) クリスマスを境に寒さはやや収まる

23日(土)から24日(日)にかけては気圧の谷の中や冬型の気圧配置となり、上空には寒気が居座る見込みです。
日本海側を中心に雪が降りやすく、大雪の恐れがあります。また、朝晩の冷え込み、日中の寒さともに強く、引き続き厳しい寒さでしょう。しっかりとした防寒対策を行い、転倒など、足元にも注意が必要です。
25日(月)のクリスマスには、上空の寒気が抜ける見込みです。朝は内陸を中心に冷え込みが強い所もありますが、日中は全道的にこの時期本来の気温に戻るでしょう。18日頃から続いた厳しい寒さも、いったん終わりとなりそうです。日本海側の雪も弱まり、冬としては割合穏やかに経過するでしょう。
26日からは気圧の谷が通過したり、一時的に冬型の気圧配置となったりしますが、上空の寒気が極端に強まることはない見込みです。日本海側を中心に時折雪が降りますが、大雪などの可能性は低そうです。冷え込みも全般に弱く、太平洋側では雨まじりの雪となることもあるでしょう。

2週目(12月30日〜1月5日) 年末寒波の恐れはなさそう 今年の年越しは穏やか?

日本海側やオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
気圧の谷の通過する日もありますが、寒気の強まる傾向はなく、気温の高い確率は各地で80%となっています。年末は雪ではなく雨の降る所も多くなるでしょう。年末年始は割合穏やかに経過する日が多くなりますが、2日頃は発達した低気圧が通過する可能性があり、一時的に雪または雨が強まる可能性があります。帰省からの帰りの時期は最新の気象情報を確認するとよさそうです。

3〜4週目(1月6日〜19日) 一年で一番寒い期間突入 急に寒くなったように感じるかも

2週目と同じく、日本海側やオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪の日が多く、太平洋側では平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
気温は、全道的にほぼ平年並みの見込みです。1月中旬から2月上旬にかけては、一年の中で最も寒い期間となります。札幌では1月中旬の最高気温が平年値だとマイナス0.7℃と、一年の中で最も低くなっています。年末年始頃が平年より気温が高いこともあり、平年並みに戻るだけでも急激に寒くなったように感じられるかもしれません。体調管理には十分注意して下さい。

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