強い寒気の影響で西から雪が降り出す 23日にかけ西日本の平地でも積雪のおそれ

2023年12月21日(木)10時30分 ウェザーニュース

2023/12/21 10:31 ウェザーニュース

今日21日(木)は冬型の気圧配置が強まり、日本列島の上空に真冬並みの寒気が流れ込み始めています。
今朝は神戸・奈良で初雪が観測されるなど、西日本の平野部でも雪が降り始めています。

九州でも積雪や路面凍結に要注意

今日21日(木)は朝から九州北部の平野部でも雪が舞っています。明日22日(金)にかけては、西日本では平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が九州南部まで南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が中国地方などを覆う見込みです。
このため、西日本の平野部では広く雪が降り、山陰から九州北部では雪が積もるところが多くなります。
近畿北部や山陰は広い範囲で5cm以上の積雪となり、福岡市内など九州の平野部でも数cm程度の雪が積もる予想です。雪雲の一部は瀬戸内海側や太平洋側にも流れ込み、広島市や岐阜市などでうっすらと雪化粧する心配もあります。
今季初めて本格的な積雪になりますので、雪かきの道具などを事前に確認し、車での移動は無理をしないようにしてください。また、西日本では気温も低く経過するため、積雪にならなくても路面凍結に注意が必要です。

北陸以北の山間部では1m超の積雪増加も

北日本や東日本の日本海側では広範囲で雪が降り、大雪となるおそれがあります。
日本海ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した雪雲の帯が形成され、その雲が次々に北陸地方に流れ込んできます。
内陸部や山沿いだけでなく、平野部でも雪が強く降る予想です。現在、雪が積もっていない地域でも急速に積雪が増加するとみられます。
23日(土)にかけて新たに積もる雪の量は、北日本〜北陸の山沿いの広範囲で50cm以上が予想されています。山間部の多い所では1mを超える可能性があり、12月に入ってから雪の少ない状況が続いていた地域でも、一気に積雪が増加する見込みです。また、雪雲が停滞した場合には、局地的にさらに積雪量が多くなるおそれもあります。
積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。比較的短い期間で積雪が急速に増えると、立ち往生による大規模な車両滞留等の危険性が出てきます。冬用タイヤの装着に加え、チェーンを準備するなどスタックしないような備えが必要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

ウェザーニュース

「西日本」をもっと詳しく

「西日本」のニュース

「西日本」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ