北日本の日本海側 短時間で積雪増も 北海道は今夜にかけて吹雪 雪の事故に注意

2023年12月27日(水)11時27分 tenki.jp

今日27日は、北海道や東北では日本海側を中心に断続的に雪が降り、積雪が急増している所も。東北は次第に雪はおさまりますが、北海道は夜遅くにかけて吹雪や強風に注意してください。また、日本海側は平年を上回る積雪となっています。今後の昇温に伴うなだれや落雪にも注意を。

北日本の日本海側で積雪増加

今日27日は、北日本を中心とした冬型の気圧配置となっています。
北海道や東北の日本海側を中心に断続的に雪が降り、積雪が増えている所もあります。
午前10時の積雪の深さは、北海道留萌市幌糠(ほろぬか)で177センチ、秩父別町(ちっぷべつちょう)は123センチとなっていて、午前10時までの3時間降雪量は、北海道秩父別町で19センチとなるなど、短時間で雪が増えている所があります。

今夜にかけて北海道は吹雪に注意

東北の雪の降り方は次第におさまりますが、北海道は日本海側を中心に、夜遅くにかけて断続的に雪が降り、さらに積雪が増える所があるでしょう。
風も強まるため、吹雪によって見通しの悪くなる所もありそうです。交通の影響などにご注意ください。
また、北日本の日本海側では、平年を上回る積雪となっています。明日28日以降、大晦日にかけて寒さが和らぐため、雪解けによるなだれや落雪など融雪による事故にも注意が必要です。

短時間の大雪 注意点は?

①道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。

急な雪解け 注意点は?

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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