札幌など昨夜から一気に積雪増 今日も北海道は吹雪や強い雪に注意
2023年12月27日（水）7時50分 ウェザーニュース
2023/12/27 07:52 ウェザーニュース
今日27日(水)は北日本を中心に冬型の気圧配置となっていて、北海道では雪が降りやすくなります。寒気は徐々に緩んでいくものの、今日いっぱいは雪の強まるところがある見込みです。
また、風も強まるため吹雪により視界が悪くなることが考えられます。車の運転など十分に注意してください。
多いところでは一晩で30cm近い雪に
昨夜、低気圧が北海道付近を通過するタイミングで雪が強まり、札幌でも2時間で一気に13cmの雪が積もるなど、今朝にかけて積雪が急増したところがあります。
今朝は低気圧は東の海上へ遠ざかっているものの冬型の気圧配置となり、道央や道北を中心に日本海から内陸へ雪雲が流れ込んでいます。一部には活発な雪雲が見られ、雪の降り方が強まっている状況です。
昨夜からの12時間で見ると、夕張市では29cm、札幌市でも21cmの新たな雪が降り、今朝7時までの1時間に富良野市では5cm、美深町では4cmの強い雪が降りました。
積雪急増や吹雪による視界不良に注意
このあとは寒気は徐々に緩んでいくものの、北海道では日本海側や内陸を中心に雪の降りやすい状況が続きます。特に日本海から流れ込む発達した雪雲の下では、1時間に5cm前後と雪の降り方が強まり、積雪が急増するおそれがあります。寒気の北上に伴い、雪雲の流れ込むエリアもゆっくりと北上する傾向はあるものの、強い雪が数時間続く可能性がある見込みです。路面状況の悪化や屋根からの落雪などが懸念されます。
また、沿岸部を中心に風も強くなるので、吹き溜まりができたり、吹雪による視界不良に注意が必要です。雪や風が強い間は無理な外出は控えるほうがよさそうです。
写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
