今までの常識を覆し、徹底的な使いやすさと顧客満足にこだわったニッチカンパニー。サービス開始から5か月で注文が78倍にまで達した「海外Wi-Fiレンタル」事業の開発ストーリー
2024年1月16日(火)13時0分 PR TIMES STORY
株式会社ニッチカンパニーは2013年に設立いたしました。
創業当初はインターネットを使った電話回線サービス、クラウドPBXを取り扱っており法人向け問い合わせフォームなどの構築に携わってきました。
営業活動を重ねることで培ってきたノウハウを活かし、2015年より持ち運びのできるポケット型Wi-Fiの提供を開始。新宿に店舗を構えることでお客様の声を直接聞く機会が増え、サービスやプランを定期的に見直し、改善を続けてきました。
日本国内で8年を超える販売実績を身に付け、次なるフィールドとして選んだのが世界135ヶ国で使える海外向けのWi-Fiレンタル事業です。
「普段当たり前のように使っているスマートフォンを、日本と同じように海外でも使えるようにしたい。」と考えたことが、本サービスの着想の切掛けとなりました。
構想から2年6か月。実直にWi-Fiレンタル事業を運営し磨き上げたお客様対応と、独自のAPIで繋ぐ管理システムを携えて、満を持して「海外Wi-Fiレンタルショップ」をリリースする運びとなりました。
このストーリーでは、総責任者である柳澤巧磨の想いと共に商品開発に込めたこだわりと、サービスの魅力をお伝えします。
電源を入れない日は通信料0円。今までにない海外Wi-Fiレンタル
電気、ガス、水道に次いで、現代では欠かせないインフラとなった通信環境。
日本では当たり前に使えるスマートフォンも、国外へ持ち出してしまうとそのままの状態では電波を受信することが出来ません。
海外でインターネットに接続する方法として代表的な手段は以下が挙げられます。
・ローミングサービスの利用
・海外専用SIMカードの購入
・フリーWi-Fiの利用
・日本でWi-Fiをレンタルして持って行く
ローミングとは主に大手キャリアで契約しているスマートフォンで利用できるサービスです。事前に海外利用の申請を行うことで、海外でもインターネットを接続することができますが、国内で契約しているパケットプランに依存しているケースが多く小容量プランではデータ通信量に不安が残ります。
海外専用SIMカードはAmazonなどで入手することは可能ですが、購入したSIMカードを入れ替える作業や、通信設定をすべてご自身で行うことが必要になります。
フリーWi-Fiは海外のホテルやカフェで提供していますが、通信の品質やセキュリティ面に不安が生じます。
このような状況を鑑みて、当社では海外で"安全に"インターネットを使用するなら「日本でWi-Fiをレンタルして持っていくのが最適」という答えに辿り着きました。
そして、実際に海外でWi-Fiを使用するシーンを何通りもシミュレーションしている内に、ある一つのことに気付いたのです。それは「海外にWi-Fiを持って行っても、インターネットを使わない日もあるのではないか」ということです。
従来のレンタル事情で言えば、各国の通信量に合わせた定額プランが一般的であり、例えば長時間のフライトで丸一日Wi-Fiを使わない日でも料金はしっかりと発生していました。
そのウィークポイントを発想の転換で強みに変えたのが、当サービス最大の特長である「電源を入れない日は通信量0円」です。
イメージを実現化するため、まずは定額プランをレンタル料金と通信料に分解しました。元々ひとつだったものを、ふたつに切り分けたことによって開発に光明が差し、方針が固まり始めたのがこの頃です。これまでに無い新しいサービスを作るという、期待に胸を躍らせました。
お客様が求めるニーズに応えるために議論を重ねた912日
ちょうどこの頃、新型コロナウィルス感染症が猛威を奮っている最中であり、海外旅行はおろか日本国内においても外出制限がかかっていました。
世界各地で閉塞感が漂う中でも、必ずまたマスクを外して外出ができる明るい未来を目指して、開発のための打合せは連日続きます。
国内でのWi-Fiレンタル事業、サブスクリプションタイプによる定額課金システムのWi-Fiレンタルを通じてお客様がどのようなニーズを抱えていて、どのようなことに不満を感じているか、などの議論を続け
長年お客様と共に歩んできたからこそ分かる優位性を活かして、便利で使いやすくムダが無いWi-Fiレンタルサービスを目指しました。
理想とする海外Wi-Fiのレンタルに必要なものは大きく分けて、この4つです。
・提供端末
・UI・UXにこだわったWEBサイト
・ECカート
・構築システム
135ヶ国に対応する小型クラウドSIMルーター『AIR-1』
最初に手掛けたのは取り扱う端末でした。
海外旅行時に手荷物として機内へ持ち込める規格であり、尚且つハンドバックに収まるサイズとしてクラウドSIMルーター『AIR-1』を採用しました。
同機は約130gの小型サイズでありながら、3,000mAhのバッテリーを内蔵しているため連続稼働時間が最大17時間と非常に長く、液晶画面を搭載しているため、直感的に操作ができることから、どのような年代の方であっても操作がしやすいという長所があります。
クラウドSIMとは、SIMカードをクラウドサーバー上で管理をしており、端末にSIMカードを差さなくてもデータ通信が可能になる通信技術です。
この技術により、現地で電源を入れるだけで繋がりやすい回線を自動的に選択して接続できるため、世界135の国と地域でも安全にインターネットを使用する事ができます。
重量、サイズ、機能面や操作性から考えた結果、提供する端末が決まりました。
渡航先の情報提供にもこだわったWEBサイト制作
提供端末の選定と同時に進行していたのがWEBサイトの使いやすさです。
海外旅行をする方は何日前から計画を立てて、何日前にホテルや旅券を手配し、手荷物の準備を何日前からするのか、という点にも注目しました。
マーケティングチームを巻き込み膨大なデータを分析して、渡航準備期間のどのポイントでWEBサイトに訪問してもらうかを追及しました。
打ち合わせの開始当初は十分でなかった根拠も、数を重ねていく内に裏付けが数字として見れるようになり、WEBサイトとして提供する情報の取捨選択にも役立つ結果となりました。
WEBサイトで最もこだわった開発ポイントはシミュレーション機能の実装です。
データ容量と利用日数、渡航国を選択すると料金を出せる。
「こうしたい」というゴールの絵図は見えていましたが、開発、設計、運営チームとそれぞれに意見があり、国と期間によるロジックの定義や、カートに紐づける商品の定義など山積した課題を一つ一つクリアする必要がありました。
リリースをした後に不備があってはならないと、スタッフ総出で数千回以上のトライ&エラーを繰り返し1年以上の開発期間を経て、世に送り出せるシミュレーション機能を実装することができました。
また、WEBサイトの作成当初から盛り込みたいコンテンツとして想定していたのが『各国ページ』と『お役立ちコンテンツ』です。
各国ページでは、通信可能な国と地域ごとに特設のページを作り、WEBサイトに訪問していただいた方が現地での使用シーンがイメージできることを想定して作成しました。
また各国のお役立ち情報として、配下のディレクトリに記事コンテンツを設けることによって、例えば現地で安全にタクシーを呼ぶにはどのようなアプリがあるか、旅行に持って行って役立つものはなにか、などお客様の利便性を追求して常に最新の情報を提供することを目的としています。
2023年6月-公式リリース
提供端末の確保と、WEBサイトの作成を経て
同時並行でECカートを0ベースから選考し、端末とお客様を紐づける独自の顧客管理システムを構築しました。
幾度となく押し寄せるエラーを乗り越え、一歩ずつリリースに近づいている実感を得ていました。
2年以上に渡り全世界に猛威を振るった新型コロナウィルスも、日本では令和5年5月8日から「5類感染症」の位置づけとなり海外旅行への開放の兆しが見える中で、満を持してリリースを致しました。
開発当初より、ずっとこだわり続けた「電源を入れない日は通信料0円」に関してもイメージしていた理想をそのままサービスに落とし込むことができ、これまでになかった全く新しいWi-Fiレンタルのかたちを生み出せたと感じております。
リリース開始から大変多くの反響があり、私たちが想定していなかったような嬉しい誤算も多いにありました。
代表的なことで言えば長期休暇以外の、普段の週末でも仕事やレジャーで海外に渡航される方が非常に多いという事です。
隣国の韓国や、タイ、ベトナムなどに向かわれる方も多く、実際に現地で利用された方より「接続も簡単だし、レンタルして良かった」というお手紙などは有難く保管させていただいております。
そしてリリース5か月目にして初月の78倍の受注を得る事ができ、海外渡航におけるネットワーク環境のサポートを、大変多くのお客様に提供できている事に喜びを感じております。
時代の変化が早いからこそ、想像を超える発想で挑戦を続ける
時代に合わせてお客様のニーズは変化していきます。
10年前には想像していなかった今があるように、この先の未来はきっと私たちの想像を超えるテクノロジーが当たり前に使われていることでしょう。
私たちは、これまでに無かった新しいものを享受するだけでなく、提供する側として在りたいと強く願っています。
そのために必要なのは、常識を超越する発想と、徹底的なユーザービリティへのこだわり。
この先もひとりでも多くの方にご満足いただくために、すべての仕事に責任を持ち、新しいことへの挑戦を続けていきたいと考えております。
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