自分らしい生き方を考える、新潟大学の授業でプロティアン・キャリア教育実施

2024年1月26日(金)17時16分 PR TIMES

累計1,500名以上の小中高生に届けたキャリア教育・対話型ワークショップを初めて大学にて開催

一般社団法人プロティアン・キャリア協会(東京都新宿区、代表理事:田中研之輔・有山徹、以下、「当協会」)の教育ラボに所属する認定メンバー及び新潟県プロティアン・キャリア普及協会の活動目的に賛同する新潟に縁のある社会人が、新潟大学の「学生がデザインする働き方の未来」(准教授 樋口健 先生)の授業プログラムの一環としてプロティアン・キャリア授業を提供してきました。小中高校への出前授業を実施してきた当協会メンバーによるキャリア教育プログラムです。今回は初めての大学での実施となりました。プロティアン・キャリア理論の授業後、働く大人と学生でチームになり、自由な対話を通して働くことの楽しさ、意義を確認しながら学ぶ時間となりました。

プロティアン・キャリア授業の詳細とお申し込みはこちら:https://protean-career.or.jp/protean-education

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キャリア教育の必要性


キャリア教育とは「一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育」のことを指します。
(中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」(平成 23 年1月 31 日))
コロナ禍、AIの発達、DX化など社会環境が激しく変化する中で「どのように生きていきたいか」自分の頭で考えていく自律性が求められています。大人との対話を通じ、生き方・働き方に色んな選択肢があることを知ることで、視野が広がったり、将来へのイメージが湧くきっかけとなるでしょう。当協会では大人だけでなく、これからを担う子ども達にもキャリアを考える機会が必要だと感じ、小学校〜大学まで幅広い年代にキャリア教育を届けています。

授業概要


実施日:2023年11月11日(土)
履修大学生:国立大学法人 新潟大学 大学生約20名(複数学部1・2年生対象)
参加講師:11名
秋山智子・五十嵐篤・五十嵐智美・今井美穂・黒岩乙水・白井一美・長谷川建雄・本間美香子・三方憲子・皆川敬・和田啓
授業科目:新潟大学 個性化科目「学生がデザインする働き方の未来」
年間16コマ授業の第12回第13回の統合回「働く目的とは—社会人との対話」

授業構成


第1部:「働く」を意味づけよう〜プロティアン・キャリア理論の紹介
「私たちは何歳まで何年働くだろうか?」「仕事で収入以外に手に入れたいものは何だろうか?」そんな問いからキャリア理論を紹介。自分自身の好きなものやその理由を考えるエクササイズの後、自分を表すモノ・コト・言葉を書き出しながら、自分を表現するワードを選んで言語化する個人ワークを実施しました。

第2部:働く大人との対話
11グループに分かれ、学生2名:社会人1名での対話の時間。
社会人は、モチベーション曲線や学生時代と現在の自分を表す5つのワード、仕事のエピソードを紹介し、学生は自由に聴きたいことを社会人に聴く時間です。学生は、キャリアの異なる複数の社会人と対話することで、働き方や働く意味の多様性にふれ、さらに自分の興味関心と働くことを意識していきました。

第3部:振り返りとシェア
3回の対話を通じ、何を感じたか、何を学んだか、どんなことをやってみようと思ったか、個人ワークとして振り返りワークを実施。その後各自の振り返りをシェア・発表することで、同じ学生間の多様性も知ることができました。

学生の感想(原文記載、一部抜粋)


・プロティアン・キャリアについての説明、特に人生の目的が「自分にとっての心理的成功」ということと、キャリア資本という概念がとても印象に残っている。頭ではわかっていても自分の人生を客観的に見たり、人と比べてしまうことが多い。世の中には様々な常識がある。そういったことを全く気にしなくていいんだということに気づくことができた。
・今回のワークショップを通し様々な社会人の方が、本当に多くの経験をしてきた中で自分の生きがいを見つけ働いていることを知り、まず何事でも挑戦し自分の身で体験する必要があると改めて気づくことができた。
・働き方について、未来を徹底的に見据えて、あらゆる準備をするよりも、今ある目の前のことを一つ一つ確実に、かつポジティブにやっていくことが重要なのではないか思った。
・社会人の方との対話を通して、働き方に関する新たな視点に気づくことができた。特に、人に興味を持つことの重要性に気づかされた。自分自身を理解することは基本であり、その上で他者への興味を持つことで、自分の可能性を広げることができると感じた。

新潟大学 樋口健准教授より


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ますます不確実で複雑化する社会において、長期化する人生とキャリアをどう捉え、歩めばよいのか。このことは、今日の大学生に突きつけられた極めて切実な問いです。
プロティアン・キャリア協会の方々との対話は、学生がこの問いに対処するための、非常に実践的で本質的なヒントを与えてくれました。驚いたことに、ほとんどの学生は休憩も取らず長時間の対話に没頭。
それだけ、社会人の豊富な経験に基づく助言の一つ一つが、不透明な将来に戸惑いながらも真剣に模索する学生の胸に刺さったのだと言えましょう。キャリアについて学生と社会人が対話する機会は極めて乏しいのが実状です。今後も、協会の皆様のご支援をいただきながら、今回のような取り組みを継続し、広げていけたらと思います。

授業の様子


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プロティアン・ラボとは


協会理念「プロティアン・キャリア理論の普及による組織と個人のより良き関係の創出と、個人の主体的な自己変革型キャリア開発支援」を実現するために、当協会の認定者が自主的に運営する研究所です。
特別顧問の田中研之輔教授が提唱する「現代版プロティアン・キャリア理論」を基礎研究としてリスペクトしつつ、ダイバーシティ&インクルージョンな現代社会に対応すべく、積極的に研究員が持つ知見やノウハウ、アイデアを取り入れて実験し、試行錯誤し、化学反応を起こしながら創発的により良いものを生み出す場としています。
2021年に設立以来、キャリア教育、若手、ミドル、シニア、アイデンティティ、アダプタビリティ、育児、女性、アスリート、組織開発ラボの合計10のラボで活動しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/56057/156/resize/d56057-156-0a0cfb7edfd35e2025a4-1.png ]


当協会概要


正式名称:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
所在地:東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F
事業概要:個人の主体的なキャリア開発と組織と個人のより良き関係創出の支援
代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)/有山 徹 (4designs株式会社 代表取締役CEO)
設立年月:2020年3月
協会WEBサイト:https://protean-career.or.jp/
メディア「Protean」:https://protean-career.or.jp/column/
Facebook:https://www.facebook.com/protean.fb
Linkdln:https://www.linkedin.com/company/72986319/admin/
お問い合わせ先:info@protean-career.or.jp

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